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ユニークなどら焼きに込められた立川愛が笑顔を運ぶ
立川駅
立川伊勢屋 本店 [和菓子店]
「伊勢屋」の名を冠した和菓子店は各地にあるが、こちらは立川で創業して70年近く。長く地域に根ざした和菓子店だ。現在は2代目となる小林毅成さんと、妻の文子さんが店を切り盛り。店頭には生菓子や名物の団子、本店限定の巻き寿司や稲荷寿司などが並んでいる。その中で一際目を引くのが、ウドラ焼き281円と名付けられたどら焼きだ。生地には一見、伝統の和菓子とは思えないようなインパクトのある怪獣の姿。「ウドラ」は立川名産のうどをモチーフにしたキャラクターだが、市民投票で2位に甘んじて立川市公認キャラクターになり損ねたというちょっと切ない身の上の持ち主だ。
生地には立川市内にある伊藤養鶏場の卵を使用。「たまたま地元の直売所で見つけて、試してみたら味が良かったのでそれからずっとこの卵を使っています。味が濃厚で、割った時に白身が締まっていて硬い。卵の風味がしっかりと強く出るのが特徴です」と毅成さん。卵感があり生地自体もずっしりと重厚、食べ応えがある。その生地の中には北海道産の小豆を炊いた餡がたっぷり。毅成さんの修業先・赤坂の老舗『塩野』で学んだ伝統の味をしっかりと受け継いでいる。
どら焼きはウドラ焼きの他に、立川の名を入れた「たちどら」や立川公認キャラクター・くるりんをあしらった「モチモチドラ焼き」も。また、立川市を舞台にしたアニメとコラボした商品開発にも積極的に取り組んでいる。インパクト抜群のウドラ焼きをはじめ、伝統的でありながらユニークで立川愛が詰まった立川伊勢屋の和菓子を手みやげにすれば、あふれる笑顔を見られるだろう。
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DATA
JR中央線立川駅北口から徒歩8分。
9時~18時、無休(正月を除く)。
東京都立川市高松町3-17-1
☎042-522-3793
https://www.instagram.com/tachikawaiseya/
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2023年3月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。