友人や家族など大切な方と会うときは、中央線沿線ならではの手みやげを持っていこう。
地元の素材を取り入れていたり、その土地の個性が表れていたりと、中央線の手みやげには地域の話題がたくさん詰まっている。そんな一品を持参すれば、あなたが暮らす街の話題で盛り上がるかも。
中央線沿線にお住まいの方、中央線をよく利用される方必見の連載。
西八王子駅
西八王子で手みやげを買うなら、地元愛満載の和洋菓子セット/ロールケーキはいかが?
中央線沿線の中でも、暮らしやすい街、住みやすい街として近年特に人気が高い西八王子。豊かな自然が多く、駅周辺には商店街やスーパーなども充実している。
穏やかなムードに包まれたこの街の手みやげには、長く地元で愛されてきた和菓子や洋菓子を。商品名や包装からもあふれる地元愛は、友人達と過ごすひとときを温かいものにしてくれるだろう。
八王子の町をイメージした和洋菓子の折詰
御菓子司 旭苑 [和菓子]
1952年創業の老舗和菓子店。高尾山や市の花・ヤマユリなど、八王子をモチーフにした数多くの銘菓が人気で、八王子市民の手みやげとして重宝されている。北海道産の良質な大粒小豆を使用した餡が自慢の和菓子、生菓子を中心に、店内にはバラエティに富んだ商品が並んでいる。
中でも手みやげとしておすすめなのが、その名もズバリ「八王子ものがたり」1350円(6個入りセット)。
八王子市の花・ヤマユリをイメージした白餡のまんじゅう「やまゆり」をはじめ、市の木・イチョウをモチーフにしたパイ、求肥(ぎゅうひ)を乗せた和菓子店ならではのマドレーヌなど4種類6個の和洋菓子がセットになった折り詰めだ。
包装紙は地元出身の画家たちが、八王子への愛を込めて描いたイラストが彩っている。八王子が大好きな市民ボランティアからの働きかけに協力したものだ。開ける前から「八王子愛」が伝わる、まさに八王子の手みやげとしてうってつけの逸品。
また、沖縄県産の黒糖を使用したかりんとうの生地でこし餡を包み、米油でさくっと揚げた食感も楽しいかりんとうまんじゅう110円もおすすめだ。
DATA
八王子市民憩いの富士森公園をイメージして作られた人気商品
セリアン洋菓子店 [洋菓子]
創業は1959年。八王子で初めて生クリームを使った洋菓子を提供した店としても知られる老舗洋菓子店だ。現在は2代目となる久保雅弘さんが父から店を引き継ぎ、菓子作りに励んでいる。
手みやげとして人気のふじもりロール1188円は、米粉100%のふわふわ生地で生クリームとカスタードクリームを巻き込んだロールケーキ。市内にある緑豊かな富士森公園をイメージして作られた商品だ。
生クリームは久保さんが全国から取り寄せ、実際に自分の舌で厳選したものを使用。おいしさはもちろん、長年育まれた“セリアンの味”を体現することを大切に選んだという。軽やかな生クリームと卵感の豊かなカスタード。ほんのりとハチミツが香る米粉生地のバランスが絶妙だ。
また、9月から店頭に並ぶたぬきケーキ「水道山ぽんぽこ」410円も名物。スポンジの生地にバターケーキを乗せてチョコレートがけした、どこか懐かしい味。飄々とした表情がユニークな愛されケーキも、手みやげにしたい逸品だ。
DATA
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2023年8月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。