これが本当にノンミート!? 老舗の台湾式菜食レストランで味わう「酢豚風丼」
国立駅
中一素食店 健福(なかいちそしょくてん チェンフウ)
1986年創業、台湾式菜食料理専門店として草分け的存在の老舗。台湾では「素食」といって環境問題や宗教上の理由(殺生をしない)などから菜食を習慣にする人が多く、人口の12%ほどの人が菜食なのだそう。菜食レストランも町中にあるという。
料理メニューを開くとカレーや焼き餃子、ルーロー飯など、イメージしていたものとは違う料理が並んでいる。今回はその中でも一番意外に感じた酢豚風丼のセット1180円をオーダー。酢豚の肉に見立てているのは大豆ミート。大豆を搾り、熱や圧力を加えて乾燥させることでまるで肉そのもののような見た目、味わいを表現できる加工食品だ。しっかりとした食感もあり、甘酢の味付けもあり、本当に豚肉を食べているような感覚になる。
大豆の油分を取り除いた大豆ミートは、高タンパクで低脂肪。鉄分や亜鉛、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれている栄養価の高い食品なのだとか。
「素食」という言葉のイメージからシンプルで味の薄い料理を想像していたが、実はボリュームも味わいもしっかりとあるのが台湾素食。毎日は難しくても、時にはカラダのために素食を取り入れることができそうだ。
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DATA
JR中央線国立駅南口から徒歩約8分。
11時~15時 (14時30分 LO)、17時~21時(20時45分LO)、月・火休
国立市中1-19-8 中一ビル
☎ 042-577-3446
http://nakaichifu.jp/
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2024年5月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです