
友人や家族など大切な方と会うときは、中央線沿線ならではの手みやげを持っていこう。
地元の素材を取り入れていたり、その土地の個性が表れていたりと、中央線の手みやげには地域の話題がたくさん詰まっている。そんな一品を持参すれば、あなたが暮らす街の話題で盛り上がるかも。
中央線沿線にお住まいの方、中央線をよく利用される方必見の連載。

日野駅
日野で手みやげを買うなら、素材の風味がしっかりと味わえる大福/イタリア人シェフが作る本場の揚げピザはいかが?
新選組のふるさととして知られる日野市。旧甲州街道沿いを中心に新選組ゆかりの資料館や史跡が点在し、歴史に触れる散策も楽しい町だ。古くからある地域の特性か、町には人情味あふれる穏やかな空気が流れている。駅周辺を歩いてみると、大手チェーン店もあるが地元に密着した個人店の看板が多く目に入る。今回訪ねたのは、丁寧に作られている商品がそろう地元の人気店2軒。梅雨の時期、友人と家で過ごすひとときに心も会話も温めてくれるような、おいしい手みやげを選びたい。
この記事の目次
豊かな香りがふわりと広がる、地元で評判のゆず大福
松枝堂 日野店 [和菓子]
八王子に本店をもつ和菓子店。日野店は日野八坂神社からほど近い場所に店を構えておよそ50年。その日の朝に本店から運ばれてきた和菓子が並ぶと、ひっきりなしに客が訪れ、商品を購入していく。
中でも地元の人が「おいしい」と口をそろえるのが、ゆず大福180円をはじめとした大福類だ。ゆず大福は、白こし餡をトロッと柔らかい米粉の生地で包んだもの。生地にユズの甘煮を混ぜており、口に入れた時にふわりと香る爽やかな風味が印象的だ。他にも紅白大福、よもぎ大福、豆大福などがある。ヨモギは春から初夏が旬。初夏のイメージがあるが、こちらでは収穫後に冷凍することで1年中安定して香りの良い商品を提供している。
また、きんつばといえば鉄板で焼いて仕上げるのがオーソドックスだが、こちらの店では焼かずに蒸したものを提供。他にはあまり見ない珍しいスタイルだが、蒸すことで生地がもちもちとしてふっくらとした仕上がりになるという。たっぷりの餡が詰まっており、丸い形をしているのも特徴的だ。生地に酒粕を加えた酒まんじゅうも好評で、香りのよい生地を楽しみたい人は酒まんじゅうを、餡を堪能したい人はきんつばを好んで買っていくという。他にも団子や草餅など丁寧に作られた和菓子が並び、どれも職人の想いが伝わってくる。
DATA
南イタリアのストリートフードとして人気の揚げピザ
Campanale(カンパナーレ) [ピザ・ジェラート、焼き菓子]
南イタリア出身のカンパナーレ・ピエトロさんと妻の友梨さんが二人で切り盛りする、本場のイタリアンフードが楽しめると人気の店。
名物は揚げピザのパンツェロッティ600円。生地は72時間かけてゆっくりと発酵、熟成させた自家製。トマトやモッツァレラチーズなどの具材を餃子のように包み込んで揚げるユニークなスタイルだ。上質な油で揚げているので口あたりが軽く、ペロリと食べられてしまう。南イタリアのストリートフードとして人気だそうで、ワンハンドで食べやすいのも特徴的。また、ピザのようなスタイルのフォカッチャ バレーゼ400円は南イタリア・プーリア州を代表するローカルフード。カリッと焼き上がった生地は香ばしく、小麦の風味が感じられる。
ジェラートや焼き菓子は友梨さんが担当。イタリアの伝統的な製法に基づいて作るジェラートは、濃厚な果実感が感じられるマンゴー、イタリアのチェリーを使用したアマレーナ、爽やかな風味のチョコミントなど、毎日5、6種類用意され、それぞれ個性がしっかりと感じられるので食べ比べも楽しい。シングル500円、ダブル600円。ラインナップは随時入れ替わる。保冷剤10円も用意されており、手みやげにも利用しやすい。
文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2026年5月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。



















