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中野で生まれ、半世紀以上愛され続ける昔ながらの栗まんじゅう
中野駅
虎月堂
1967年中野区南台にて創業。1978年に現在の場所に店を移し、現在は二代目夫婦が店を切り盛り。ひとつひとつ手作りする和菓子は昔ながらの味わいで、地元を代表する銘菓として長く愛され続けている。
店の看板は、ごろりとした大きな栗をまるまる一粒使った「黄玉満(こうぎょくまん)」。愛媛県から取り寄せた大きな栗に白餡をまとわせ、生地に包んで焼き上げた栗まんじゅうだ。断面を見ても分かる通り、餡と生地は必要最小限に抑えられ、ほっくりとした栗の存在感が際立つ。また、生地の上部にはしっかりと照りが施され、丁寧に作られていることが見てとれる。素朴ながらぜいたくな味わいの黄玉満は評判が高く、2009年には「中野の逸品グランプリ」最優秀逸品賞を受賞している。
また、栗もなかの「虎月燕山(こげつえんざん)」も、創業当初から変わらない味だ。香ばしい最中皮に、しっとりとした餡と栗がたっぷり。つぶ餡、こし餡が選べるのも嬉しいポイントだ。
趣のある商品の包装や包み紙もいい。これは画家であり、書家でもあった佐藤勝彦さんに依頼して描いてもらったという。ユニークで印象的なパッケージに包まれた銘菓は、まさに手みやげとして最適だ。
DATA
JR中央線中野駅南口から徒歩約7分。
9時~16時(売り切れ次第終了)、日・月休。
東京都中野区中央5-40-15 ハイネス中野103
☎03-3384-0082
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2023年5月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。