友人や家族など大切な方と会うときは、中央線沿線ならではの手みやげを持っていこう。
地元の素材を取り入れていたり、その土地の個性が表れていたりと、中央線の手みやげには地域の話題がたくさん詰まっている。そんな一品を持参すれば、あなたが暮らす街の話題で盛り上がるかも。
中央線沿線にお住まいの方、中央線をよく利用される方必見の連載。
武蔵境駅
武蔵境で手みやげを買うなら、地元のフルーツを使ったアイスバー・アサイーボウルはいかが?
駅ナカ、駅チカには大きな商業施設や商店街、また近隣には複数の大学があり、いつも賑わいを見せる武蔵境。駅前から少し足を伸ばすと大きな公園や農地が広がる自然豊かな顔も持つ。武蔵境に隣接する三鷹市は、都内でも農業が盛んな地域。そこで今回は、地元・三鷹市のフルーツや卵を使った手みやげを。地元愛にあふれるスイーツを囲みながら過ごす友人たちとのひと時は、きっと心安らぐ時間になるはずだ。
三鷹産フルーツのひんやりスイーツ!
うーおの森 [洋菓子店]
中学時代を隣町・武蔵野市で過ごしたシェフの魚住祥一郎さん。いつか自分の店を持つなら慣れ親しんだ場所でと思い続け、念願かなって“かえで通り”に洋菓子店を構えたのが2011年。以来、親しみを込めて「うーおさん」と呼ばれ、地元の人から愛されるお菓子作りを続けている。
開店間もない時期、店の個性を打ち出すためにと考えていた時に思い出したのが、子供の頃に目にしていた近隣の畑。「最初は農家さんにどうやって声をかけていいかもわからなかったんです」というところから始まった地産地消の取り組み、今では三鷹市特産のフルーツを中心に、ローズマリーや卵なども。極力1品目1農家での仕入れにこだわり、関係性を作り上げている。
通年で地元産フルーツを提供するために開発されたのが、2024年5月から新しく発売された「森のアイスバー」(ブルーベリー、キウイフルーツ、イチゴ各260円)。くず粉使用で溶けにくく、果実感が引き立つジューシーさ、もっちり食感が特徴的だ。
また、店のキャラクター“うーおくん”をモチーフにしたクッキー缶も人気商品。三鷹産の卵使用の7種(一部、卵不使用)が愛らしい缶に詰まっている。
DATA
武蔵境愛が詰まったアサイーボウルの新店
LUANA TOKYO(ルアナトーキョー)[アサイーボウル専門店]
「アサイー」は、カルシウムやマグネシウム、鉄分などのミネラルを豊富に含むスーパーフード。これをペースト状にし、グラノーラやバナナ、イチゴやキウイフルーツなどをトッピングした「アサイーボウル」は、ブラジル生まれのヘルシーなスイーツだ。また、キレイに切り揃えられたフルーツの盛り付けがフォトジェニックなことも人気に一役買っている。
2024年1月オープンのこの店は、武蔵境通りと都道12号線が交わる境一丁目交差点の一角に立つスタイリッシュな外観のアサイーボウル専門店。そのおしゃれな雰囲気も相まって、オープンから半年足らずで近隣の大学生や高校生を中心に、行列ができる店に。
オーナーの雨宮光希(あめみやこうき)さんは武蔵境出身。「武蔵境を活性化したい」という強い思いがあり店を立ち上げたという。
旬の時期にはイチゴやキウイフルーツなど、地元産を積極的に取り入れる。「地元産フルーツの提供はまだ多くはないのですが、今後トッピングなどでも取り入れていきたいと思っています」と雨宮さん。S600円、M900円、L1200円と手頃な価格でフレッシュ&ヘルシーなスイーツが楽しめる。
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2024年5月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。