きれいな水で育った秋川牛をワンハンドグルメで
武蔵五日市駅
松村精肉店[武蔵五日市駅/精肉店・惣菜]
檜原街道沿いにある1948年創業の精肉店に、次々と人が立ち寄っていく。
市内の『竹内牧場』で生産されたブランド牛・秋川牛目当てだ。ここはいつ訪れても秋川牛が手に入る稀有な店なのだ。
「地元らしい特産を」と考えていた店主の松村兼房さんが出合ったのが、竹内牧場の和牛。牧場と共に東京都を代表するブランド牛化に尽力した。「秩父多摩甲斐国立公園の際にある里山にあって、きれいな雨が降り、土に沁み、その地下水をたっぷり飲んで育つので、牛が本当に元気でストレス知らず。赤身の味が濃いですよ」。
サシが美しく入った牛肉はもちろんのこと、牧場から一頭飼いをしているため内臓も販売している。夏のバーベキューにはうってつけだ。
お手軽に味わうなら、いろんな部位の端肉が混ざり合う挽き肉を用いた秋川牛のメンチカツとコロッケ各200円を。
ソテー、ペースト、みじん切りの3種のタマネギを加え、スパイスで味付けしたメンチカツは、あふれる肉汁が濃厚で、ソースがなくてもおいしい。
コロッケも侮れない。
割下で味を調え、一晩冷蔵庫で寝かせて味をなじませてから揚げていて、サックリ、ほっくり、とろり。素朴な甘みがクセになる。
店前でも食べられるが「食べ歩きする人も多いですよ」。
道中のお供にサイコーだ。
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DATA
JR五日市線武蔵五日市駅から西東京バス「数馬」「藤倉」「小岩」「上養沢」行きで約5分の西小中野下車、徒歩すぐ。または、武蔵五日市駅から徒歩約24分。
9時30分頃〜19時、日休。
東京都あきる野市小中野116
☎042-596-0253
https://www.e29-matsumura.com/
取材・文=林 さゆり 撮影=逢坂 聡
上記の情報は2025年6月現在のものです。
※料金・営業時間・定休(休館・休園)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。
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