中央線沿線には、子供たちを歓迎するスポットが盛りだくさん。
特別な体験が待っていたり、親子にうれしいサービスがあったり、そんな施設やお店なら、子供たちもたちまちキラキラの笑顔に!
授乳スペースやキッズメニューの有無、休憩スポットなど、おでかけのときに気になる情報もしっかりチェック。
中央線に乗って、子供たちとのおでかけを思いっきり楽しもう!
おすすめ度 0歳~★★★/2歳~★★★/4歳~★★★
\ 親子で一緒に本を選んでみよう /

武蔵境駅からすぐの複合機能施設「ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス(以下「武蔵野プレイス」)」内の図書館には、親子で読書を楽しめる「こどもライブラリー」がある。光がたっぷり入る開放的な空間に、子供が自分で選びたくなる本棚や、靴を脱いで過ごせる「おはなしのへや」があり、さまざまな本との出合いを楽しめる。市内外の誰でも参加できる、親子に向けた絵本の読み聞かせイベントもあり、本を通して親子のコミュニケーションが自然と生まれる場所だ。
親子で立ち寄りたい「こどもライブラリー」
丸みをおびた窓が印象的。駅の南口から徒歩1分。
「武蔵野プレイス」は、図書館をはじめとして、生涯学習や市民活動のサポート、ティーンズ向けのスタジオなど多彩な機能が集まる複合機能施設。市内外の誰でも利用が可能で(一部の専門スペースは除く)、子供から大人まで幅広い年代の人たちが交流する“街のハブ”のような存在だ。
「こどもライブラリー」の入り口。読書スペースもある。
地下2階から地上4階までさまざまな施設があるが、親子で足を運びたいのが2階の「コミュニケーションライブラリー」内にある「こどもライブラリー」。乳幼児から小学生までを対象にした約5万冊の児童書と児童向けの雑誌・新聞がそろっている。同じフロアには、料理・健康・子育てなど日常に役立つ本を集めた「テーマライブラリー」もあり、親は生活の本を、子供は絵本や物語を、とそれぞれが自分のペースで過ごせる。バリアフリー設計のフラットな館内は、1階からエレベーターを使ってベビーカーのまま移動できる。ベビーカー置き場も3ヵ所に用意されていて安心だ。
「こどもライブラリー」内は子供が楽しく過ごせそうな明るい雰囲気。
「こどもライブラリー」に入ると、大きなガラス窓から光がたっぷりと入り、図書館ならではの落ち着きと開放感が混ざった心地よい空間が広がっている。天井や入り口のガラス面には、図書館スタッフが手作りした季節の装飾が飾られ、訪れるたびに親子で小さな変化を感じられるのが楽しい。
棚の上にはジャンルごとの絵本が置かれていてわかりやすい。
本棚は、絵本・昔話・科学・物語などジャンルごとに分けられているので、子供の興味に合わせて探しやすい。また、棚の上部にはテーマがひと目でわかる表示があり、「今日はどんな本にしようかな」と子供自身が選びやすい工夫がされている。絵本の棚は表紙が見えるように並べられている場所もあり、色や絵柄に惹かれて手に取る子供も多い。奥へ進むほど物語や読み物の棚が広がっていくので、成長に合わせて次の一冊が自然と見つかるのも魅力だ。
0歳・3歳のお子さんにおすすめの絵本が並ぶ「むさしのブックスタート」の本棚。
もし絵本選びに迷ったら、武蔵野市が取り組む「むさしのブックスタート事業」に合わせて作られた「むさしのブックスタート」の本棚をのぞいてみよう。ブックスタート事業では、赤ちゃんが初めて絵本に出合う0歳と、物語を楽しめるようになる3歳の健診時に絵本がプレゼントされる。このコーナーでも0歳・3歳に向けたおすすめの絵本がセレクトされており、長年愛されているロングセラーから、注目の新刊まで幅広い絵本が並んでいる。定期的に棚の入れ替えもあるため、親子で絵本との出合いを楽しんで。
ぐるりと本棚に囲まれた座席は、小学生以下のお子さんや読み聞かせを楽しむ親子が使える、読書のための専用席。
本棚の中央にあるテーブルでは、子供が本に囲まれながら集中して読書をしたり、親子で読み聞かせを楽しんだりと自由に過ごすことができる。2階は吹き抜けになっているため1階の物音がほどよく聞こえ、通常の会話なら気兼ねなくできる。「子供を静かにさせなければ」というプレッシャーを感じすぎず、リラックスして過ごせるのもありがたい。
自動貸出機は2階に1台、1階に5台。どちらでも借りられる。
また、本の貸出は機械により自動化されていて、子供が自分で本を借りる体験ができるのもうれしい。子供の「自分でやりたい」という気持ちを満たしてくれるほか、1人でのお出かけデビューにも心強い存在だ。
靴を脱いで読書ができる「おはなしのへや」
靴を脱いでゆったりと読み聞かせができる「おはなしのへや」。
乳幼児連れにぴったりのスペースが、「こどもライブラリー」の一角にある「おはなしのへや」。靴を脱いで過ごせるスペースで、子供たちが自由に絵本を広げたり、親子で座って読み聞かせを楽しんだりできる。予約等はいらないので気軽に利用しよう。
右が通常サイズ、左が大型絵本。迫力は一目瞭然!
「こどもライブラリー」では、「おはなしのへや」で読むのにぴったりな大型絵本も用意されている。通常サイズの絵本と並べると一目でわかるほどの迫力で、いつもの絵本でも新しい発見があるはず。大きな絵はよりダイナミックに、小さな絵は細部まで見えるので、親子で「ここにこんな絵があったんだね」と話しながら楽しめる。家ではなかなかできない図書館ならではの体験だ。
授乳用の椅子は2つ。仕切りはカーテンのみなので、気になる場合は授乳ケープを持参して。
「おはなしのへや」の隣には、授乳スペース(利用は女性のみ)と子供用トイレが併設されている。離乳食は3階の食事席で。おむつ替え台は、地下1階と1・2階のだれでもトイレ、2・3階の女性用トイレに設置されている。パパ・ママどちらでも安心して過ごせる環境だ。
武蔵野プレイス前の境南ふれあい広場公園で行われる「青空おはなし会」の様子(画像提供=武蔵野プレイス)。
「おはなしのへや」では、絵本の読み聞かせを楽しめる「おはなし会」が定期的に開かれている。乳幼児向けの回は毎月第2・第4金曜日の午前中に行われ、手遊びやわらべ唄をまじえながら進むため、小さなお子さんでも楽しめる。幼児から小学生向けの回は毎週金曜日の15時30分から。どちらも20分ほどの短いプログラムで、予約は不要。小学生になると1人で参加するお子さんも増え、親子それぞれの時間を過ごすことができる。
さらに、年に2回行われる「青空おはなし会」も人気。武蔵野プレイス前の境南ふれあい広場公園にござを敷き、外の空気の中で絵本を楽しむイベントで、いつものおはなし会とはまた違った開放感がある。なお、2026年10月19日から2027年6月末まで(予定)は、境南ふれあい広場公園のリニューアル工事が行われる。「青空おはなし会」の再開については
公式サイトで確認しよう。
本の持ち込みOK! 親子ウェルカムな『カフェ・フェルマータ』
2人掛けのテーブル席と、大人数で座れる大きなテーブル席がある。
館内で食事や休憩がしたくなったら、1階にある『カフェ・フェルマータ』に行こう。親子ウェルカムなカフェで、子供と一緒にのびのび過ごせる空間だ。座席の間はゆったりとスペースが設けられており、ベビーカーでそのまま入って、広げたままでも食事を楽しめる。キッズチェアも用意されているのが頼もしい。
食事を待つ間は絵本やおもちゃで遊べる。
店内には絵本やおもちゃが置かれているほか、館内で気になった本を持ち込んで読むこともできるので、料理を待つ間も子供が退屈しない。飲食物の持ち込みはできないが、ミルクや離乳食は持ち込みOK。また、アレルギーのあるお子さんの場合は、スタッフに申し出れば飲食物の持ち込みが可能となっている。
子供が喜ぶキッズカレー650円(写真中央)、キッズアイス400円(写真左)、自家製プリン590円(写真右)。小学生以上はワンオーダー制。
キッズメニューも充実している。キッズカレーはまろやかながらも本格派の味わいで、ミニハンバーグや旗がちょこんとのった子供が喜ぶビジュアル。カップに入ったくま型のキッズアイスは、思わず写真を撮りたくなるかわいさだ。毎日店で焼く自家製プリンは大きめサイズで、親子でシェアするのにちょうどいい。卵と牛乳ときび砂糖だけで作られた素朴な味わいも親しみやすい。カラメルは少しだけ苦味があるので、お子さんが食べる場合は気をつけて。
さらに、ドリンクメニューにはノンカフェインの飲み物も充実しているので、妊婦さんにもやさしい。親子にうれしい図書館カフェで、ほっこりとしたひとときを過ごそう。
本が親子のコミュニケーションのツールになる
「こどもライブラリー」は、親子でゆっくり本に触れたい人にぴったりの場所。のんびりと読み聞かせできるスペースや子供が自分で選べる本棚があり、まだ絵本に慣れていない時期から、1人で図書館を使い始める頃まで子供の成長に寄り添ってくれる。屋内でゆっくり過ごせる場所を探している人にもおすすめだ。本の貸出しについては、武蔵野市の図書館カードを作れる人(市内に在住・在勤・在学、または隣接市区に在住の場合)のみ可。本を通して、親子のコミュニケーションを深めてみては。
写真・文=稲垣恵美
※上記の情報は2026年9月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。