昭和レトロな建物でお茶と映画を満喫
青梅駅
CINEMA NEKO (シネマネコ)
水色の壁が目を引く木造建築は、国登録有形文化財で、昭和初期築の旧都立繊維試験場。「青梅は以前、映画館が3館もあったんですよ」と、広報担当の天野さん。映画文化の灯は50年前に一旦消えたが、都内唯一の木造映画館として2021年に復活した。特徴的な美しき水色の外壁、縦長の大きな窓は、当時の造りを残したもの。対して、フルリノベーションした内装は、表情のあるモダンな佇まいに生まれ変わった。63席あるフランス製の座席は、2018年に惜しまれながら閉館した新潟県十日町『シネマパラダイス』のもので、シネマネコの設立を知った支配人より無償で譲り受けたという。ゆったり身を預け、上映前にじっくりシアター内部を眺めるのもいい。見事な梁を生かした伝統建築と、最新上映設備が入り混じる個性的なシアターは、稀有な存在だ。
上映前後は、大きな窓から光が注ぐ併設のカフェへ。人気は、シネマネコカラーのブルーが印象的な、CINEMA NEKO SODA 500円。甘さ控えめのラズベリー&ピスタチオのドーナツ500円とセットなら100円引きだ。他にも、地元ベーカリー製のネコパンメニューや、上映作品にちなんだ期間限定メニューがお目見えすることも。一面の本棚には、ネコや映画関連のアートブックがずらり。カフェだけ利用もウェルカムなので、本を読んだり、作品情報を眺めたりしながらのんびり過ごしたい。
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DATA
JR青梅線青梅駅から徒歩約15分。
9時〜(カフェは11時〜最終上映開始時間LO)、火休(祝の場合は翌平日休)
映画料金 一般1800円、特別ネコ会員1000円(年会費2000円)、
レディースデイ(水曜)・ファーストデイ(毎月1日)・ネコデイ(2・12・22日)は各1000円、ペアデイ(金曜)2名2400円のほか、夫婦50割引、シニア割引、学生割引などあり。
青梅市西分町3-123青梅織物工業協同組合敷地内
☎0428-84-2636
https://cinema-neko.com
https://www.instagram.com/cinemaneko_ome/
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