スイスと下北沢伝承のパンをランチ用に手に入れよう
東青梅駅
グート
住宅街にポツンと立つのは、2001年開業の小さなベーカリー。手みやげに人気なのが、ゆるさにほっこりするどうぶつパン90円と2種ある食パン。店主の小山由貴さんは師匠と仰ぐ府中市『モルゲンベカライ』でスイス各地の伝統製法と低温長時間熟発酵を学び、24〜48時間かけてゆっくり発酵させ、小麦の旨味をじっくり引き出す。ミルクやバターを用いた日本人に馴染みやすい種類も多い。
さて、スイスパンの代表格といえば、編みパンのツォップ280円(右上)だ。ちぎって食べればバターロールのような素朴な甘み。また、ゴロリと肉肉しく、ピクルスの酸味がアクセントのパンバーグ250円(中央)や、コロッケの衣をパンに変えたコロッケパン170円(左下)などの個性的な調理パン、パイナップルとオレンジのデニッシュ200円(右下)もおすすめ。そして、忘れてはならないのが、みそぱん180円(左上)だ。惜しまれながら閉店した下北沢『アンゼリカ』の名物を引き継ぎ、ふわっふわでしっとりとした口溶け。ネーミングの印象と異なり、信州味噌が脇役に徹し、マドレーヌのごとくバターの芳醇さが際立つ。「このパン目当てで来店される方も多いですよ」。
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DATA
JR青梅線東青梅駅北口から徒歩約6分。
9時~18時30分 (土は〜17時30分)、 日・祝休。
青梅市東青梅3-11-2
☎0428-24-1007
取材・文=林さゆり 撮影=逢坂 聡
上記の情報は2023年5月現在のものです。
※料金・営業時間・定休(休館・休園)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。
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