障がいのある醸造士たちが方南町のために活躍する『方南ローカルグッドブリュワーズ』。方南銀座商店街に建つ三軒長屋の一画にあるマイクロブルワリーで、方南町ビールプロジェクト実行委員会（方南銀座商店街、ふるさとネッツ、一般社団法人ビーンズ）によって、2022年3月に設立された。醸造するスタッフの育成を行うのは、障がいのあるバリスタや焙煎士が活躍する「ソーシャルグッドロースターズ」。コーヒーの味づくりや技術を活かして、方南町の新たなアイコンとなるクラフトビールを生み出す。
障がいのある醸造士の挑戦と成長、ビールを楽しむ町の人々。
「人を中心に考える」をモットーに、目指すのは飲む人を選ばず、乾杯する喜びや味覚の感動を誰かと分かち合うことのできるビール。それを表現した「LOCAL GOOD ALE」は、苦味とアルコール度数を抑え、ビールが苦手な人でもリピートしたくなるよう、飲みやすさにこだわった。このほか、小麦とパンを原料とした高級食パンのような味わいの「PAN ALE」、アルコールが苦手な人でも無理なく飲める微アルコールの「UNIVERSAL ALE」など、醸造士たちは常に飲み手の笑顔を想像しながら醸造に励んでいる。
金～日曜、祝日のみ併設のボトルショップでボトルビールを販売しているほか、方南銀座商店街の飲食店でも飲むことができる。