1983年創業。40年以上もこの場所で自然食の定食屋を営んでいる。野菜料理、魚、肉の３種類の定食を日替わりで用意。ランチ900円、ディナー1080円という価格も良心的だ。
店に入ると目に入るのはカウンター席。一人客はこのカウンターに案内される。隣もみんなおひとり様だ。
「価格を抑えることも考えると、どうしても100％完全無農薬というわけにはいきませんが、極力無農薬、有機栽培のものを選んでいます」と店主の小林さん。仕入れた野菜は一つひとつ丁寧に泥を落とし、下処理をしていく。手間はかかるが、安心して口に運べるものを提供したいという小林さんの思いが日々の習慣になっている。野菜料理の定食はヴィーガンにも対応。野菜用には昆布や椎茸からダシをとり、肉や魚料理用にはカツオダシを使うなど、丁寧に使い分けている。これは味噌汁も同様。そのため、２種類の味噌汁を作っているのだとか。小林さんの作る一汁三菜は、じんわりと身体に染みわたる。疲れたな、と感じた日にはつい足が向いてしまう、そんなオーガニック食堂だ。