友人や家族など大切な方と会うときは、中央線沿線ならではの手みやげを持っていこう。
地元の素材を取り入れていたり、その土地の個性が表れていたりと、中央線の手みやげには地域の話題がたくさん詰まっている。そんな一品を持参すれば、あなたが暮らす街の話題で盛り上がるかも。
中央線沿線にお住まいの方、中央線をよく利用される方必見の連載。
水道橋駅
水道橋で手みやげを買うなら、独創的で美しいピスタチオケーキ/人気ベーカリーのかわいいラスクはいかが?
水道橋駅駅東口を出てすぐ、神田川に架かる橋は水道橋。この橋の名から、このあたり一帯を水道橋と称するようになった。
神田川を挟んで北側は、野球やコンサートでお馴染みの東京ドームをはじめ、後楽園・本郷などの文京区エリア、南側は古書店軒を連ねる神保町などの千代田区エリアとなっている。
今回の中央線の手みやげは、この水道橋の北側のエリアと南側のエリアのカフェとベーカリーから。室内で過ごすことが多いこの時期、美しいケーキや可愛らしいラスクは、友人たちとの時間を温かいものにしてくれるだろう。
人気カフェで出合う上質で独創的なケーキ
10 DIXANS ディゾン水道橋店 [カフェ]
品川区武蔵小山にある人気パティスリー『patisserie de bon coeur(パティスリィ ドゥ・ボン・クーフゥ)』のスイーツを、カジュアルに楽しむためにオープンしたのがこちらのカフェ。
店内に入ると、奥へ奥へと誘われる洞窟のような長い通路と天井高。趣あるシックで落ち着いた空間が広がっている。重厚なアイアンのショーケースには、武蔵小山から届く色とりどりのケーキが並ぶ。
中でも目を引くのが、赤と緑のコントラストが美しいピスタチオのケーキ「ガトーピスターシュフレーズ」900円だ。濃厚なピスタチオのムースと酸味のあるベリー系ソースが程よくマッチ。紅茶のビスキュイとサクサクのパイ生地が食感のアクセントに効いている。また、濃厚なマロンクリームと生クリームのなめらかでシルキーな食感が心地よいモンブラン890円も人気。左右にちょこんとのったマロングラッセが愛らしい。
手みやげにケーキを購入するのはもちろん、おしゃれな店内でランチタイムやカフェタイムにもゆったり過ごせる、中央線ユーザーにとっては嬉しいスポットだ。
客足の絶えない人気ベーカリーならではの絶品スイーツ
本郷ベーカリー[ベーカリー]
20年以上、地元で愛されるカジュアルイタリアン『ピアンタ本郷』が運営するベーカリー。「食パンをお皿に見立てて、素材や料理を掛け合わせた総菜パンを作っています」と話すのはシェフの原田繫之さん。イタリアンレストランらしい発想が光る多彩なパンが店頭に並ぶ。
手みやげにおすすめなのは「本郷ラスク」1枚120円。店の看板商品「本郷食パン“究極”」をアレンジした10cm大の「手のひら食パン」をスライス。ほんのり甘いバタークリームをのせて焼いたもので、ザクザクッとした食感が後をひく。パンの生地は、独自配合した2種の北海道産小麦にマスカルポーネチーズ、生クリームをふんだんに加えた贅沢な味わい。トッピングの甘みの中にも、豊かな小麦の香りとコクの深さが際立っている。味はバニラ、ストロベリー、チョコレート、抹茶、ココナッツ、バナナの全6種で、それぞれのトッピングの素材感がしっかりと感じられるのが印象的。6種12枚入り詰め合わせは1440円。カラフルで見た目にも愛らしい、ベーカリーならではのスイーツだ。
また、黄身の色が濃い “マキシマムこいたまご”の卵黄を多めに使用した「本郷プリン」1個420円も人気が高い。マスカルポーネを加え、濃厚な味わいに仕上げている。
DATA
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2024年1月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。