カリふわな自家製ワッフルの上に巨大フライドチキン２枚がデデンと鎮座。
いかにもアメリカンな組み合わせと豪勢な盛りは、チキンワッフル1300円だ。
意外にもしっとりジューシーで柔らかなのは、鶏モモ肉に塩麹を揉み込んでいるから。下味を付けてからカリッと揚げていて旨味も濃厚。そこにシュガーバターの風味、ワッフルの素朴な甘み、たっぷりかけたメイプルシロップのコクも重なって、甘じょっぱさのトリコになる。
食べきれなければ持ち帰ることができるのもうれしい。

営むのは関さん夫妻。
「アメリカ映画に出てくるような店にしたくて」と、尚太さんはレシピを研究。ハンバーガー用バンズ、食パン、ライ麦パンも自家製し、「ほぼパン屋」と笑う。
その甲斐あって、界隈に暮らす欧米人の来店も後を絶たない。

朝10時までのエッグベネディクト以外、モーニングもステーキもスイーツもいつでも注文可能。そのなか、朝食やおやつにいいのが、温かいカウボーイクッキー320円だ。噛むたび、オートミール、チョコ、レーズンの味わいが口中に広がり、味も食感も表情がくるくる変わる。
しかも、コーヒー560円は自家焙煎で、お代わり自由。

扉を開けるとそこはアメリカ。現地気分を存分に味わいたい。