
頑張った日の後には、仕事帰りにふらっと寄り道して晩ごはんはいかが?
1人でご飯って少しハードルが高い? 実は、中央線沿線にはソロ客歓迎のお店がたくさんある。メニューの内容だったり、お店の雰囲気も優しい気遣いがいっぱい詰まっている。
毎日の通勤は中央線、きっとそんなあなたに役立つ連載だ。

吉祥寺駅
ヘルシーで栄養満点な中華料理⁉ ピリ辛な火鍋で身体の芯から温まりたい
まだまだ気温が低く、家では温かい鍋が食卓に登場する機会も多いはず。でも外食となると、一人で鍋を食べられる機会はあまりない。外を歩けば手がかじかんでしまうこの時期だからこそ、外出先で心も身体も温まる鍋料理が恋しくなることも。そんな時に訪れたいのが、吉祥寺の『創作中華 China Dining 麗』だ。
健康志向の中華料理ならストレスフリー

井ノ頭通りから井の頭公園に向かう細い路地に立つビルの2階。階段を上がると正面に見えるのが『創作中華 China Dining 麗』だ。

店内には大きな窓が配され、2人掛けのテーブルも多い。ふらりと一人でも立ち寄りやすい雰囲気がうれしい。

店主は自らが糖質制限などの食事法を取り入れた食生活を心がけてきたという麗さん。外食でも糖や塩分、脂質を摂りすぎないバランスの良い料理を提供したいと、この店を開いたそう。健康志向の外食ではつい避けてしまいがちな中華料理だが、健康的に楽しめるのならぜひ積極的に取り入れたい。
人気の火鍋はスープも具材も好みで選べる

小籠包や焼売といった点心から、よだれ鶏や四川風麻婆豆腐など、メインが選べるランチセット、車海老の3種盛りや上海蟹などの本格高級中華まで、どの料理もクオリティが高いと評判だが、中でも人気が高いのが1人前からでも注文できる火鍋だ。

火鍋のベースとなるスープは680円。麻辣薬膳スープ、鶏豚骨コラーゲン白湯、トマトスープの3種類があり、一人鍋の場合は1種類を選ぶ。今回は、体の芯から温まるピリッとした辛味が特徴の麻辣薬膳スープをチョイス。白芷(びゃくし)、草果、ナツメやクコの実、八角、花椒、桂皮、茴香(ウイキョウ)、生姜、ニンニク、ローリエなど、さまざまな香辛料と唐辛子を合わせた人気のスープだ。

具材は480円〜で、バリエーション豊富。好みで選べるのはもちろん、体質や体調なども考慮して自由に組み合わせられるのもうれしい。野菜の盛り合わせ1380円には、白菜やニンジン、チンゲン菜、キノコ類などに加え、凍豆腐や揚げパンなどの中華料理ならではの素材もセットになっている。

肉はラム肉、豚肉、牛肉の3種類があり、100g各680円。可愛らしい容器で運ばれてくる。他にもモチモチの水餃子や台湾腸詰、団子類に麺など、選択肢がたくさんあって迷ってしまう!

電気コンロのスイッチをオンにすればほどなく湯気が立ちのぼり、一人鍋ディナーの開宴だ。もちろん食べながら具材の追加注文もOK。その日のペースで調整しながら鍋を楽しめるのもポイントだ。

ツルッと喉越しが良い刀削麺は〆におすすめ。
鍋を堪能したあとにはデザートや中国茶も

一人鍋ですっかり満腹、大満足。それでもやっぱりスイーツは外せない。そんな人には可愛らしいウサギの形をした杏仁豆腐400円がおすすめだ。愛らしいフォルムは目にも楽しく、ひんやり冷たい口当たりがピリ辛鍋で帯びた熱をスゥーッと冷ましてくれる。甘さを控えたさっぱりとした味わいもディナーの締めくくりにふさわしい。

合わせるドリンクは中国健康茶。口当たりが柔らかくて甘みがある台湾産のジャスミン茶や、未成熟の青ミカンに詰めて乾燥させたプーアール茶、菊の花茶など、こちらもたくさんのメニューが揃っている。体調に合わせて選ぶこともできるので、気になる不調などがある人は麗さんに相談してみよう。
ランチでも一人鍋ができるセットあり!
今回紹介したのは単品を組み合わせたディナー仕様だったが、実は火鍋はランチでも提供している。1880円で野菜盛り合わせ、牛肉とラム肉各50g 、〆の刀削麵または中華麺とデザートがセットになっており、気軽に楽しめる(電話にて事前予約・当日可)。
DATA
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2024年12月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。