温泉に身を浸し、霊峰富士と甲府の街に見惚れる
山梨市駅
ほったらかし温泉[山梨市駅/温泉]
標高700mの高台に、1999年に開湯した「こっちの湯」と、4年後にその2倍の広さで湯舟を新設した「あっちの湯」が点在する。
富士山を眺めるなら、手造り感あふれる素朴な「こっちの湯」から攻めたい。「冬はすぐに露天風呂に行くのではなく、まずは内湯で体を温めて、水分補給をしながら露天風呂に入るといいですよ」と、スタッフの小池さん。入り口近くで、地下200mから汲み上げた天然水を水筒やペットボトルに入れて持参するといい。木造りの内湯も風情があるが、やはり露天風呂が圧巻だ。
傾斜を活かした2段の露天風呂から湯煙が上がり、野趣満載。御坂山塊(みさかさんかい)から顔を出す富士がどーんと真正面に鎮座し、目を奪う。さらに、やわらかな強アルカリ性単純温泉で肌のツルスベを実感。
ちなみに、「あっちの湯」では日の出や、甲府盆地の夜景が見られ、うっとり。はしご湯するのも楽しみだ。
湯上がりは名物の温玉あげ200円を。サクサクの衣から温泉水で作った温玉がとろ〜。ほどよい塩味が風呂上がりの体に沁みる。山梨県産ブドウを用いたぶどう酢飲料やソフトクリームもあり、展望広場で味わいながら富士山を望み、しばし涼みたい。
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DATA
JR中央本線山梨市駅からタクシーで約10分。
または、山梨市駅から市営バス山梨循環線南回り約10分の「フルーツセンター」下車、徒歩約25分。
こっちの湯:10時30分〜16時受付(土・日・祝は〜21時30分受付)
あっちの湯:日の出1時間前〜21時30分受付
無休。
入浴料:各900円
山梨県山梨市矢坪1669-18
☎0553-23-1526
公式サイト
取材・文=林 さゆり 撮影=逢坂 聡
上記の情報は2024年12月現在のものです。
※料金・営業時間・定休(休館・休園)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。