- トップ
- 連載
- 晴れの日、中央線神社さんぽ
- 芸能とゆかりの深い新宿・花園神社。灯籠のライトアップも美しい桜の名所

御朱印やかわいらしいお守りが目当ての神社巡りが趣味という人が増加中。神社はそれぞれに伝わる由来があり、街の歴史との関係も深い場所だ。神社からお散歩をスタートすると、何度も訪れている駅も、初めて降りる駅も、これまでとは違う景色が見えてきそう。
気分も晴れ晴れ、中央線から神社さんぽに出かけよう!

新宿駅
芸能とゆかりの深い新宿・花園神社。灯籠のライトアップも美しい桜の名所
大都会・新宿の総鎮守、花園神社。新宿駅から徒歩約7分、伊勢丹新宿店や歌舞伎町など繁華街からも近いため、外国人観光客といった参拝者が絶えることはない。もちろん、新宿を地元とする人や、働く人たちにも長く慕われる神社だ。芸能にゆかりが深く、境内にテント式の劇場が建てられて演劇が催されることでもよく知られている。人々で賑わう都会らしい神社を訪れて、心身ともに豊かな日々を過ごせるようにお参りしてみよう。
尾張徳川家の花園に移転したことが由来

現在の拝殿は昭和40(1965)年に完成した鉄筋コンクリート造り。
寛永年中(1624~1644年)には、新宿三丁目交差点付近、現在伊勢丹新宿店が立つあたりに社殿があったそう。その後、尾張徳川家の花園があったとされる現在の場所に移ってきた。享和3(1803)年に地域の人たちが「花園社」と書いた額を奉納して、その後花園稲荷神社などと呼ばれるようになり、現在の花園神社が正式名称となったのは、昭和40(1965)年のことだ。

合祀された雷電神社、大鳥神社の名前が書かれた神額も並ぶ。

明治通り沿いの鳥居と社標。
多くの芸能関係者が参拝する末社、芸能浅間神社

境内の北東の角にある芸能浅間神社。

「圭子の夢は夜ひらく」の歌碑。

芸能浅間神社の前に広場があり、夏には盆踊りが行われる。
その後も芸能とのゆかりは深く、昭和42(1967)年からは、故・唐十郎が結成した「状況劇場」が境内にテントを建ててアングラ演劇を行うようになった。現在も複数の劇団によって境内で演劇が行われる。ステージでスポットライトを浴びる煌びやかな世界とそこに至るまでに積み重ねられた努力、賑わいの質が異なる新宿の昼と夜、どちらにも思いを馳せたくなる場所だ。
歴史を受け継ぐ桜の名所。桜を切り絵で描いた御朱印も

3月下旬頃、参道には見事な花のトンネルが現れる。(写真提供=花園神社)

夜に参道の灯籠が灯ると一層趣深い。

桜の切り絵の御朱印 初穂料1000円。(画像提供=花園神社)
DATA
賑わう街にある開放感ある空間でひと休み
新宿という地名の由来は、信濃高遠藩主・内藤家の広大な屋敷跡が甲州街道の新しい宿場町となり、内藤新宿と呼ばれるようになったことによる。現在の新宿駅は、明治18(1885)年に宿場の中心から数百メートル離れた場所に開設され、今や世界一乗降客数が多い駅と言われる。毎日のように通う人もいれば、お出かけの場所として、新宿を訪れる人も多いだろう。いつ行ってもたくさんの人が行き交う新宿。賑やかな街の空気に飲み込まれそうになったら、広い境内に樹木が多く立つ花園神社で手を合わせてみては? しばらくの間、心を落ち着かせられるはず!
取材・文・撮影=野崎さおり
上記の情報は2026年1月現在のものです。
※料金・開所時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。
- Tag











