太宰が暮らした家の間取りがそのまま展示空間に
三鷹駅
太宰治展示室 三鷹の此の小さい家[三鷹駅/展示室]
三鷹市美術ギャラリーの中に、太宰が暮らした小さな家を再現。
玄関の壁には、三鷹に移る前の1936(昭和11)年に書いた『HUMAN LOST』の草稿が掲げられている。実際に、三鷹の自宅の日の当たらない廊下に飾られていたというから、思い入れがあったに違いない。
太宰宅ではかつて、編集者や文学仲間たちが訪れては文学談義がなされていたそうで、この自宅に端を発した書簡、交流、愛用品、美術など、さまざまな視点から企画した展示を年に2~3回開催。台所があった3畳、居間の4畳半、縁側の外が展示空間だ。
家の中で一番広い6畳間は太宰の仕事部屋で、ここは靴を脱いで上がるべし。
床の間には義父の遺品である掛け軸がかけられ、本棚代わりのりんご箱も置かれている。
ハンガーにかけられた仕立てのいい外套(がいとう)は、太宰が愛用したものと同じスタイルの袖のない二重廻しで、着てみれば、太宰の懐に包まれている気分。
そっと文机の引き出しを開けてみれば、原稿用紙があり、1枚引き抜いて、太宰になりきって作品を模写するのもいい。
太宰が暮らした間取りそのままの小さな家で、太宰一家の息吹を感じとりたい。
掲載されている記事
DATA
JR中央線三鷹駅南口から徒歩すぐ。
10時〜18時、月休(臨時休あり。ホームページで確認を)。
東京都三鷹市下連雀3-35-1三鷹コラル5F
☎0422-79-0033
https://mitaka-sportsandculture.or.jp/gallery/dazaihouse/
取材・文=林 さゆり 撮影=逢坂 聡
上記の情報は2026年6月現在のものです。
※料金・営業時間・定休(休館・休園)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。
- Tag















