中央特快利用で、新宿駅から約100分。JR青梅線の終点、奥多摩駅から徒歩約1分の場所にあるのが『Beer Cafe VERTERE』だ。古民家をリノベーションしたという店舗は外観・内観ともに木のぬくもりと自然に満ちており、都心の喧騒やスピード感とは一線を画している。

代表の鈴木光さんとブルワーの辻野木景さんは、この大らかなロケーションで2015年にクラフトビールの醸造を始めた。「誰とどこでどうやって飲むかを想像し、心に残るビール体験を創造する」をテーマに掲げ、気持ちのよい環境でおいしいビールを飲んでもらおうとクリエイティビティーを発揮している。

常時入れ替わるビールはSour Ale、Hazy IPA、West Coast IPA、Blonde Ale、Saisonなど最大10種がオンタップ。1/2Pint（パイント：266ml）600円から味わうことができる。充実したフードメニューのうち、二人のオススメはスパイシーホットドッグ800円と鴨とアボカドのシーザーサラダ900円だとか。ビールとのペアリングを堪能できるスパイスやチーズが使われている。

駅前のBottle Shopでは、自社製の缶ビールやオリジナルグッズを取り扱う。場所柄、登山やハイキング帰りにとっておきの1本を調達して折り返しの列車に乗り込み、ゆったり味わいながら旅路を振り返ってみては。