友人や家族など大切な方と会うときは、中央線沿線ならではの手みやげを持っていこう。
地元の素材を取り入れていたり、その土地の個性が表れていたりと、中央線の手みやげには地域の話題がたくさん詰まっている。そんな一品を持参すれば、あなたが暮らす街の話題で盛り上がるかも。
中央線沿線にお住まいの方、中央線をよく利用される方必見の連載。
武蔵境駅八王子駅
旬の味覚・スイートポテトを手みやげに。秋のほっこりティータイム
気づけば街はすっかり秋へと装いを変え、食べ物がおいしい季節がやってきた! 過ごしやすい秋の午後には、中央線の銘菓ともいえるスイートポテトを手みやげに持って行きたい。紅茶を淹れたら、気の置けない友とのティータイムが始まる。ほっこり、まったりと、穏やかな時間がゆっくり流れていく。
この記事の目次
ほっくりとした味わいは焼き芋そのもの!
高尾ポテト 本店 工場 直売所[八王子駅/スイートポテト専門店]
八王子手土産グランプリ最優秀賞をはじめ、数々の受賞歴もある八王子みやげの定番「高尾ポテト」は、無添加にこだわり、丁寧に手作り。一旦焼き芋にしてから皮からくり抜き、粗ごしに。完全にペーストにしないことで、ホクホクとしたサツマイモの味わいを表現している。芋は紅あずまを中心にシルクスイート、紅はるかをブレンド。そこに八王子産の紅あずまもプラス。今年度からは高尾ポテト専用の畑もスタートし、地産地消にも本腰を入れている。ラインナップはプレーン、ごま、皮付き、あずきの4種。手みやげを意識した商品展開でさまざまな箱入り商品が用意されている。写真はプレーン、ごま、皮付きの3個入り870円。単品は276円〜。八王子駅ビルCELEOにも店舗があるが、本店直売所では、隣接する工場で焼き上げ、袋詰め前の「できたて」を販売している(11〜17時)。
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洋菓子店ならではのリッチな味わい
パティスリーウルソン 武蔵境店[武蔵境駅/洋菓子店]
武蔵境と府中に店舗を持つ人気洋菓子店。店名の「ウルソン」とは、フランス語で「こぐま」の意。街で愛される存在でありたいとの願いが込められている。ショーケースには旬のフルーツなどを使った美しいプチガトーが並ぶが、そのクオリティに反して価格は良心的。ついついもうひとつ、と手が伸びてしまうだろう。さて、この店のスイートポテトはしっとり系だ。ねっとりと甘く、クリーミーな舌触りの紅はるかの持ち味を生かしつつ、白餡を加えることで重たくなりすぎない絶妙なブレンド。頬張ると贅沢に使用するバターの風味が豊かに広がり、続いてラム酒の香りがほんのりと追いかける。そしてほどけるように口の中で溶けてゆく。「これぞ洋菓子店のスイートポテト!」と言わしめるリッチな味わいだ。贈答用の箱入りは6個1000円、12個1920円。バラ売りは1個150円。
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取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2022年9月現在のものです。
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