頑張った日の後には、仕事帰りにふらっと寄り道して晩ごはんはいかが?
1人でご飯って少しハードルが高い? 実は、中央線沿線にはソロ客歓迎のお店がたくさんある。メニューの内容だったり、お店の雰囲気も優しい気遣いがいっぱい詰まっている。
毎日の通勤は中央線、きっとそんなあなたに役立つ連載だ。
四ツ谷駅
暑い日こそやっぱり肉! グリルダイニングの肉三昧で暑さを乗り切ろう
うだるような暑さが続くと、食欲が落ちてしまう人も多いかも。でも、暑い日こそスタミナをつけてパワーをチャージ。元気に夏を乗り切りたい。そんなときには「やっぱり肉でしょ!」ということで、今回のソロ飯は「ひとり肉三昧」に挑戦。居心地の良いダイニングで、おいしい肉料理を堪能しよう!
ナチュラルなたたずまいのグリルダイニング
今回訪ねたのはイタリアンをベースにした炭火料理が楽しめる『グリルダイニング エラバ』。ビルの地下1階にあるグリルダイニングということで、少し緊張しながらの訪問だったが、外のらせん階段で地下へ降りるオープンな雰囲気。温かいオレンジ色の看板が目に入ると、ちょっと安心した気持ちになる。
木枠のガラス戸を開けると、入口すぐに整然としたキッチンが見える。
その奥に広がる客席はテーブルや椅子、壁や床までナチュラルウッドに統一されていて温かい空間。背伸びをせずにひとりディナーを楽しめそうな雰囲気だ。
実は宴会やグループ利用も多いというこの店。実際、初めて訪ねた時には10名ほどのグループが手前の席を利用していたが、奥のテーブルに着席すると、団体客の存在も気にならなかった。カフェのような空間づくりが居心地の良さを演出しているのだろう。
炭火で焼き上げる旬の野菜は彩りも良く
メニューを見ると、肉料理を中心にグリル、冷菜、温菜にピザやパスタなど、イタリアンをベースにしたラインナップ。グランドメニューのほかにも、季節や仕入れによって変わる旬の野菜とおすすめの料理10品前後、本日のパスタ2種などが用意されている。この日はソラ豆やヤングコーン、初ガツオなど、夏らしい食材もメニューに並んでいた。
最初にオーダーしたのは「旬の野菜のグリル バーニャカウダソース添え」ハーフ520円。旬の野菜が6、7種あり、ソロ飯の口明けにはちょうど良い。
グリルする野菜は、それぞれの特性に合わせて素揚げしたり、蒸したりと下ごしらえをしたものを炭火で仕上げている。添えられている自家製バーニャカウダソースにディップして味わうと、箸が止まらない。
3種の厳選肉グリルを堪能する幸せ
主役の肉料理の前にオーダーしたのは赤ワイン。ハウスワインは赤白ともにグラス500円。スパークリング550円も人気があるそう。グラスの形が独特! 角ばったグラスはワインが空気に触れる面積を多くするためのスタイルなのだとか。
ワインを味わいながら、メインの肉をオーダー。せっかくなのでちょっとリッチに「特選3種肉グリル盛り合わせ」2050円をチョイス。A5ランク黒毛和牛のモモ肉約90gと、鶏モモ肉約100gに豚肉が約90g。「リッチに」とはいったものの、この量でこの価格は良心的だ。ブランドなどにこだわりすぎず、おいしい肉をできるだけ価格を抑えて提供したいという店の思いが嬉しい。
牛モモ赤身の絶妙な焼き加減はグリルダイニングならでは! これは自宅では味わえない最高のぜいたくだ。最初はシンプルなソルト&ペッパーで肉本来の味わいを堪能。さらに横に添えられた塩レモン入りガーリックバターで味の変化を楽しめば、コクと爽やかさがアップし、またまた箸が進んでしまう。
そして、ジューシーでうま味の詰まった豚肉は粒マスタード、皮目をパリッと香ばしく焼き上げた鶏モモ肉はかぼす胡椒おろしとご一緒に。それぞれの肉の「おいしい!」が三つ巴になって、胃袋に幸せが押し寄せる。暑い夏を乗り越える最高のディナーで、明日からまた元気に過ごせそうだ!
そして、ジューシーでうま味の詰まった豚肉は粒マスタード、皮目をパリッと香ばしく焼き上げた鶏モモ肉はかぼす胡椒おろしとご一緒に。それぞれの肉の「おいしい!」が三つ巴になって、胃袋に幸せが押し寄せる。暑い夏を乗り越える最高のディナーで、明日からまた元気に過ごせそうだ!
ピザやパスタもおすすめ!
薄焼きでパリッとした食感のピザ、和牛スジ肉入りのボロネーゼなどは女性客の人気が高い。なかでもカニ味噌のクリームスパゲティ1180円はオリジナリティあふれる一皿。ランチ、ディナーともに注文が多い看板メニューだ。
暑い夏を乗り切りたいときも、もちろんそれ以外のシーズンでも、サクッとソロ飯できる店だ。
DATA
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2023年7月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです