贅沢に果物を使ったフルーツタルト
国分寺駅
多根果実店 [フルーツパーラー]
1932(昭和7)年に果物店として創業。かつては国分寺駅北口駅前に店を構え、昔ながらの佇まいが印象的な果物店だったが、再開発を機に移転。移転後には2階にフルーツパーラーを併設し、ケーキや焼き菓子などの洋菓子販売が中心となった。オーナーシェフとして、店を切り盛りするのは3代目・延命(えんめい)真一郎さん。八王子の老舗「バーゼル洋菓子店」やヨーロッパでの修業を経て、パティシエとしてメニュー開発に取り組んでいる。
果物店ならではの手みやげには、季節のフルーツタルトがおすすめだ。みずみずしい旬のフルーツをふんだんに使用。甘さを抑えたタルト生地とクリームが、果物のフレッシュな味わいを引き立てている。訪問時は栃木産とちおとめの「苺のタルト」1080円(6月頃まで販売予定)。季節によって、シャインマスカットや国分寺産ブルーベリー、愛知のイチジクなど、旬のフルーツが使用される。高品質の果物を選ぶ目利きは、老舗果物店が営むフルーツパーラーとしての矜持だ。
また、日持ちする手みやげには「渋皮付和栗のケーキ」1944円を。アーモンド生地に丹波和栗をぜいたくにのせて焼き上げた人気商品だ。他にもデンマークの牛乳を用いたチーズが濃厚な味わいの「国分寺チーズケーキ」、ダークラムが効いた「ヴァローナ生チョコレート」等、ワインなどお酒とも相性が良いスイーツも揃っている。
DATA
JR中央線国分寺駅北口から徒歩約3分。
10時~19時(カフェは18時まで)、月休。
東京都国分寺市本町2-23-2
☎042-321-0180
https://www.instagram.com/tanekajituten
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2024年3月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。