
頑張った日の後には、仕事帰りにふらっと寄り道して晩ごはんはいかが?
1人でご飯って少しハードルが高い? 実は、中央線沿線にはソロ客歓迎のお店がたくさんある。メニューの内容だったり、お店の雰囲気も優しい気遣いがいっぱい詰まっている。
毎日の通勤は中央線、きっとそんなあなたに役立つ連載だ。

八王子駅
おひとり様にも優しい牡蠣バルで、全国津々浦々から届くカキを食べくらべ!
冬の味覚というイメージがあるカキ。でも夏だってひんやり、さっぱりとした生ガキを食べたくなることだってある。そんな気分のときの心強い味方がオイスターバーや牡蠣バルと呼ばれる専門店だ。今回訪ねた「牡蠣バルITALY(イタリー)」では、冬が旬の真ガキはもちろん、夏が食べ頃の岩ガキなど、全国から直送されるフレッシュなカキが一年を通して味わえる。生ガキだけでなく焼きガキやフライ、パスタなど、多彩な食べ方で堪能する贅沢ディナーへいざ。
西八王子の人気店が八王子駅最寄りの明神町に移転

西八王子で人気を集めていたイタリアンベースの牡蠣バルが、2026年3月に八王子駅からほど近い明神町に移転。ここは八王子でおいしいカキを提供することで定評のある「Oysterbar W」(2015年創業)の姉妹店だ。

西八王子時代より広くなり、11席あるカウンターもゆったりと配置されているため、ひとりでも過ごしやすい。また、カキは1つからでもオーダーでき、ピザを除いた多くの料理がハーフ対応OKというのもおひとり様にはうれしい心遣いだ。

料理を担当するのはマスターの佐藤圭さん(写真右)。神楽坂や神保町などの高級イタリアンの料理人としての経験が長く、佐藤さんの料理を楽しみに通うファンを多く抱えている。気さくな人柄で、フロアを任されたスタッフとの掛け合いも心地よい。
全国から届く新鮮なカキを食べくらべ

カウンターの頭上には、全国のカキの産地を記した地図。さらにイラストの手描きメニューはイメージがしやすく、早速お腹を刺激する。

提供するカキはオーナーが全国の産地を巡り、独自で開拓したルートで仕入れたものが中心。また、マスターの佐藤さんが豊洲から買い付けることもあるそう。一年中食べられるように、旬や産卵のタイミングによって仕入れ先を変えているのだとか。

マストでオーダーしたいのは、その日の仕入れによって6種類前後がラインアップする「本日の生牡蠣」各660円。
取材時には
1.岩手県長崎育ち
2.岩手県釜石
3.宮城県
4.徳島県
5.大分県
6.福岡県
と幅広いエリアの産地が並んでいた。
今回、佐藤さんがおすすめしてくれた釜石産真ガキは、磯の香りが濃厚でみずみずしく、爽やかな後味が印象的だった。
取材時には
1.岩手県長崎育ち
2.岩手県釜石
3.宮城県
4.徳島県
5.大分県
6.福岡県
と幅広いエリアの産地が並んでいた。
今回、佐藤さんがおすすめしてくれた釜石産真ガキは、磯の香りが濃厚でみずみずしく、爽やかな後味が印象的だった。

こちらは1粒ずつバラバラの状態で専用バスケットに入れ、海中で育てる「シングルシード」と呼ばれる養殖方法で育てられた「ワンカップ牡蠣」。サイズは小ぶりでもギュッと詰まった旨味と肉厚な身が魅力だ。
1つからでもオーダーできるので、ぜひ複数のカキを食べくらべてみたい。産地にこだわりがなければ、3個1815円、4個2332円など個数によって設定された産地お任せプレートもおすすめだ。
1つからでもオーダーできるので、ぜひ複数のカキを食べくらべてみたい。産地にこだわりがなければ、3個1815円、4個2332円など個数によって設定された産地お任せプレートもおすすめだ。

また、夏の時期には岩ガキもメニューに並ぶ。この日は五島列島産、福岡県産の2種がそれぞれ限定5個。福岡・門司の岩牡蠣1個1210円はとろりと濃厚で甘みを感じる食べ応えのある一粒だ。

もちろん、カキの魅力は生ガキだけではない。素焼きレモンやブルーチーズ、香草ガーリックバターなど、6種から味が選べるオーブン焼き1個660円をはじめ、アヒージョやソテーなどもメニューに並ぶ。
おっきなカキフライ1個440円は加熱しても身が縮まりにくい広島県産を使用。しっかりと衣をまといカラリと上がったフライはその名の通り、1個でも十分に食べ応えのあるサイズで、生ガキとはまた違ったジューシーさがある。自家製タルタルソースをつけるとほのかな酸味が加わり、コクと爽やかさがアップする。
おっきなカキフライ1個440円は加熱しても身が縮まりにくい広島県産を使用。しっかりと衣をまといカラリと上がったフライはその名の通り、1個でも十分に食べ応えのあるサイズで、生ガキとはまた違ったジューシーさがある。自家製タルタルソースをつけるとほのかな酸味が加わり、コクと爽やかさがアップする。
刺身やパスタを目当てに足繁く通うお客さんも!

また、この店ではカキだけでなく、豊洲から仕入れる上質な刺身も人気だ。この日のおすすめには青森県産本マグロの刺身がラインアップ。身がよく締まり、凝縮された旨味とほんのりと感じる甘さに箸が進む。ツマにはニンジンやキュウリの薄切り、レモンなどが添えられ、どこかイタリアンな雰囲気がある。

ぜひ味わってほしいのは、イタリアンの店で腕を磨いた佐藤さんが力を入れるパスタやピザ。
中でも人気なのが、唐辛子を加えてピリ辛に仕上げたカルボナーラに長ネギを加えたネギボナーラだ。写真はハーフサイズ1760円。たっぷりの長ネギがシャキシャキの歯応えをプラス。さらにネギの甘みを味のアクセントにした、印象的な一品に仕上がっている。
中でも人気なのが、唐辛子を加えてピリ辛に仕上げたカルボナーラに長ネギを加えたネギボナーラだ。写真はハーフサイズ1760円。たっぷりの長ネギがシャキシャキの歯応えをプラス。さらにネギの甘みを味のアクセントにした、印象的な一品に仕上がっている。

メニューは他にも、自家製ピクルスやゼッポリーニ(青海苔のふわもちイタリア風揚げパン)などのおつまみから、オーブン焼きやグリル、ポワレなど、その日の仕入れによって変わる本格的なメインまで。幅広いラインアップで「カキを楽しむための場所」という牡蠣バルのイメージを覆してくれる。カキ好きはもちろん、おいしいイタリアンが食べたくなったらぜひ訪れたい店として覚えておきたい。
仕入れへのこだわりが支えるもう1つの人気メニュー
イタリアンベースのバルなのに、刺身を目当てに通う常連客も多いというこの店。鮮魚は佐藤さん自身が豊洲に足を運び、自分の目で確かめたものを仕入れている。また、高尾の寿司店と共同でマグロを丸ごと一本購入することもあるそうだ。大量に鮮魚を購入する寿司店とタッグを組むことで、質の良い魚介を安く仕入れることができるという。八王子から時間をかけて豊洲まで出向いて目利きする。この手間を惜しまない佐藤さんの姿勢が舌の肥えた常連客を唸らせているのだ。
DATA
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2026年7月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。
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