想いがあれば実現できる! 食の仕事で地域を豊かに

この日にシェアキッチンを利用した仲間が勢揃い。左端が舟木さん。

三鷹駅

第10回

MIDOLINO_(みどりの)

 「食」に関わる仕事を夢みる人がいる。でも、その一歩を踏み出せず、人材が埋もれているかも。そんな世情を受けて、武蔵野市が募集した「創業支援プロジェクト」に、舟木公一郎さんは手を挙げた。発展途上国の経済を学び、様々なづくりに挑戦する中、地域コミュニティの大切さを実感。「実践を積んで、地域にデビューできるシェアキッチンを、僕自身が夢みたんです」。

 2017年春、シャッターが目立つ「グリーンパーク商店街」の、廃業した八百屋跡地を、ほぼ一人で大改装。キッチンを5つ設置して営業許可を取り、広い食堂のような『MIDOLINO_』が誕生した。ここで飲食店を開いたり、作った料理を配達したり、使い方は自在。

 目下、代表理事かつ相談役として奮闘する舟木さん。夢を抱く仲間を募り、「個性を活かした持続可能な商いで、地域を活性化しよう」と、導いている。

 始動から約1年半が過ぎたこの日、パン店、コーヒー店、料理店などが同時に営業中だった。コーヒー店の新田由佳さんは、「おばあちゃんになってもできる仕事を」と、舟木さんの創業講座を受け、デビューした。料理人の中上敦夫さんは、「最初は閑古鳥でしたが、地域のつながりが生まれて、今は忙しくて」と、手応え上々。パン店の坂口善恵さんは、「仲間がそれぞれ頑張れば、認知度が上がります」と、エネルギッシュだ。

 最近、このキッチンを利用した夫妻が、商店街内にスイス料理店を開店。寂れた通りが徐々に活気づいてきた。小さな夢は着々と、地域を元気に、豊かにしている。


八百屋『glincotto(グリンコット )』は、 2018年10月開店のニューフェイス。

キッチン利用の星穣(みのり)さんが、完成した料理をリヤカーにのせて出発!

仕込み中の『アツヲ飯』の中上さん。フードコートのような店内。

週2回出店する『nitta,COFFEE STAND』の新田さん。

DATA

「地域にユニークな生きがいをつくる」を掲げて誕生した、創業支援のためのシェアキッチン。「食」に関わる仕事を始めたい人が集まり、地域を元気にしている。
●JR中央線三鷹駅から関東バス「柳沢駅」行きで約10分の「武蔵野住宅」下車約1分。武蔵野市緑町1-5-20 1F ☎0422・38・8457
http://midolino.tokyo

撮影=オカダタカオ

上記の情報は2019年1月現在のものです。※料金・営業時間・休園(館)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。

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