友人や家族など大切な方と会うときは、中央線沿線ならではの手みやげを持っていこう。
地元の素材を取り入れていたり、その土地の個性が表れていたりと、中央線の手みやげには地域の話題がたくさん詰まっている。そんな一品を持参すれば、あなたが暮らす街の話題で盛り上がるかも。
中央線沿線にお住まいの方、中央線をよく利用される方必見の連載。
国分寺駅日野駅
暑い夏にはひんやりスイーツを! 中央線の愛されスイーツ“プリン”
夏真っ盛り、冷たいスイーツが食べたくなるこの時期。こんな時には大人から子供まで、みんなが大好きなプリンを手みやげに。過去にマガジンで募集した「中央線のココが好きだ。」でも「プリンが好きだ。」という意見が多かった、中央線の愛されスイーツ。レトロな固めの焼きプリン派? それともクリーミーななめらかプリン派? そんな話題も盛り上がる。中央線の愛されスイーツ“プリン”は素朴だけどやっぱり美味しい!
レトロでフォトジェニックな固めプリン
スズメノツノ[国分寺駅/カフェ]
国分寺駅南口から殿ヶ谷戸庭園の先、多喜窪通りと国分寺街道が交差する五叉路へ。最も細い路地に入ると急坂の途中に青色の木の扉が現れる。かつて小児医院だった建物をリノベーションした、どこか懐かしさを感じる空間だ。ここは小見山範久さんと奥さまが2019年にオープンさせた店。丁寧に手をかけた料理やスイーツを、ハンドドリップで淹れるコーヒーと共に楽しめるカフェだ。人気メニュー「クラシック焼きプリン」は、小金井市の卵屋さんから届くコクのある卵に、牛乳、きび砂糖を加えたシンプルなレシピ。すっきりとした味わいの自家製カラメルがプリンの卵感を引き立てている。スズメのイラストが愛らしいカップの中で、ヒタヒタのカラメルの海に囲まれた、どっしりグラマラスなレトロプリン。頬張ればきっと、幸せに包まれるはず。
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心を動かされた師匠の味を継承
ミリー洋菓子店[日野駅/洋菓子店]
銀座や元赤坂の老舗有名店での修業経験を持つオーナーパティシエの井上隆大さん。最後の修業先となった武蔵境「パティスリーウルソン」のように、地域に根付いた店を自分の生まれ育った町にも作りたいと日野市にて開業。2022年7月で10周年を迎えた。市内で生産されるフルーツをはじめ、休日には山梨の農家にも自ら足を運ぶなど、吟味した食材を使い、シンプルながら素材感を生かした菓子作りに心を注ぐ。「ミリーのクリーミープリン」281円は贈答用としてラインナップ。味が濃く、コク深い高品質な“那須御養卵”を使用し、生クリームと牛乳を加えて蒸し焼きに。とろりとクリーミーな舌触りに仕上げている。「ウルソンのプリンを食べた時、これ以上何もしなくても最高に美味しい! と感じたんです。だから、同じレシピで作っています」と井上さん。師匠から学んだ味を大切に繋いでいる。
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取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2022年7月現在のものです。
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