小麦と出汁と旬味の濃い香りに唸る、民家系武蔵野うどん
新小平駅
手打ちうどん 福助
路地奥ののぼりを頼りに向かえば、民家の玄関に看板が見える。営むのは相澤さん夫妻だ。「手打ちうどんのキットを買って、作ってはご近所に配ってたんだけど、お店やったらって言われて」と直美さん。店を持つならと夫の亮一さんも加わり、初めは清瀬で、後に自宅を改装して小平に移転した。香川県産の地粉を用い、捏ね、踏み、一晩寝かせて手打ちし、ざるうどん用のフスマ入りの田舎風と、温うどん用の2種類を用意。おすすめは、ざるうどんだ。手打ちの証で、希少な切り端の“エンペラ”がのっていたら大当たり。小サイズ(2玉)600円からあり、つけ汁は冷や汁、手搾りゆず果汁入り冷や汁(+50円)、肉汁(+50円)を用意。肉汁を味わえば、煮干し、カツオ、サバ、昆布などに、豚肉の甘みが加勢し、奥深くふくよか。ツヤピカのうどんがガシッとした歯応えで、噛むほどに小麦の香りものぼる。かき揚げ200円のほか、季節の天ぷら(セット盛りは400円)には、季節によって春の山菜、入梅イワシ、夏野菜、秋のキノコが登場し、軽い歯触りとともに旬の香りが口いっぱいに広がる。「うどん前に、つまみで一杯、日本酒を飲まれる方も多いですよ」。
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DATA
JR武蔵野線新小平駅から徒歩約12分。
11時15分~14時30分LO、月・火休。
小平市小川町2-1307-20 ☎042-403-1500
上記の情報は2023年2月現在のものです。
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