- トップ
- スイーツ・テイクアウト
- たいやき わかば
創業以来変わらない味が人々を魅了。行列必至のたい焼き専門店
四ツ谷駅
たいやき わかば
鯛を模した生地の中に餡がぎっしり。愛くるしくて癒し成分高めな「たい焼き」は、今も昔も愛される人気手みやげのひとつだ。一尾一尾丁寧に手焼きする、昔ながらの製法「一丁焼き」で作るたい焼きを、ファンは愛を込めて「天然もの」と呼んだりする。なかでも“たい焼き御三家” のひとつとして、高い人気を誇るのが「たいやき わかば」だ。四ツ谷駅から新宿方面に伸びる賑やかな大通りから脇道に入れば、整然と並ぶ行列が目に入る。
もともと駄菓子屋の商品として販売していた「たいやき」を、店の近くに住んでいた演劇評論家の安藤鶴夫さんが新聞コラムで紹介し、たちまち評判を呼んだ。新聞に掲載された昭和28(1953)年を創業年として、駄菓子屋から「たい焼き専門店」へと生まれ変わり70年。現在は4代目店主の伊藤巧真さんが店を切り盛りしている。
甘さの中にほんのり効かせた塩気がコクを引き出す自家製餡は、初代から変わらない製法。同じく自家製にこだわる生地が、たっぷりの餡を包み込む。社訓となっている「たい焼きのしっぽにはいつもあんこがありますやうに」という安藤さんの言葉通り、しっぽの先までぎっしりと餡が詰まっている。店頭では複数の職人が一丁焼きする姿が見られるので、順番待ちの間にも期待が膨らんでいく。
手みやげ需要も多く、7~10個入る簡易箱70円や、5~6個用から17~20個用まで進物用箱4種(120円〜)を用意。また手提げも4種40円〜。電話での予約も受け付けている。
DATA
JR中央線四ツ谷駅四ツ谷口から徒歩約5分。
9時30分~18時30分(祝日は18時まで)、日休。
東京都新宿区若葉1-10
☎03-3351-4396
http://www.246.ne.jp/~i-ozawa/
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2023年4月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。
- Tag