頑張った日の後には、仕事帰りにふらっと寄り道して晩ごはんはいかが?
1人でご飯って少しハードルが高い? 実は、中央線沿線にはソロ客歓迎のお店がたくさんある。メニューの内容だったり、お店の雰囲気も優しい気遣いがいっぱい詰まっている。
毎日の通勤は中央線、きっとそんなあなたに役立つ連載だ。
武蔵小金井駅
ほっこりまったりとソロ飯を楽しめる、野菜たっぷりスープカフェ
日々の仕事や生活を一所懸命に頑張っていると、知らず知らず肩に力が入ってしまっていることもある。そんなときには体に優しい野菜たっぷりのスープ&カレーはいかが? 太陽の光に包まれた穏やかで温かな空間でのんびり過ごせば、ココロもカラダもじんわりとほぐれていく。明日からまた頑張るために、まったりと過ごすカフェ時間でリフレッシュ。店を出る頃には、きっと足取りも軽くなっていることでしょう。
店内は柔らかな陽光に包まれた心地よい空間
店があるのはレトロモダンなマンションの一室。1階の扉を開けて、らせん階段を上ると、温かな日差しに包まれた、明るい空間が広がっている。
連雀通りに面した壁側はガラス張りになっていて、車が行き交う様子も眺められる。ナチュラルウッドのテーブルや椅子がゆったりと配置され、ゆっくりと過ごしやすい雰囲気が嬉しい。
作家たちによる手作り雑貨の展示・販売コーナーも
店内左手には、複数の作家さんによるさまざまな作品を展示・販売するコーナーも設けられている。
編みぐるみやアクセサリー、革製品にバッグなど、バラエティに富んだ個性的な作品がずらり。料理をオーダーして、提供されるまでの間、作品を見ているだけでも退屈しない。
心にじんわりと沁み渡るスープ&カレー
作品を眺めながら過ごしていると、オーダーした料理が到着。メニューは5種前後のスープ、カレーから選び、古代米入りご飯・天然酵母パン・サンドイッチと組み合わせられる。今回はスープ&カレーの中から2品と五穀米か天然酵母パンが選べるCセット900円をチョイス。セットにはサラダとピクルスまたはミニキッシュも付いている。
ひとつ目のスープは“本日のスープ”から「トマトとパプリカの豆乳ポタージュ」を選択。味付けには余計なものを加えず、塩だけ。あとはハーブで味を整えたシンプルなスープ。少し野菜の繊維が感じられる絶妙なポタージュは、優しく胃の中に落ちていく。
もうひとつは定番の中から「アボカドとトマトのサラダ風カレー」。アボカドとミニトマトに国分寺の老舗「星野豆腐店」から仕入れる濃厚な木綿豆腐を、お醤油とカレーパウダーで和えたローフードカレーだ。さっぱりとした味わいに、隠し味の醤油が味に深みを足している。
他にも「小金井野菜とこくベジのベジカレー」、「くるみと油揚げのドライカレー」など、食材にこだわったメニューが並んでいる。
他にも「小金井野菜とこくベジのベジカレー」、「くるみと油揚げのドライカレー」など、食材にこだわったメニューが並んでいる。
デザートには星野豆腐店と府中の「とうふ一番」から仕入れたおからを使ったドーナツも。プレーンやシナモン、きなこ、ココア、季節のフレーバーなど、店内で丁寧に手揚げしているそうだ。
精神保健福祉士の資格も持つ店主の嶋岡秀美さんが「さまざまな環境や背景を持つ人たちも地域と繋がれる場所を作りたい」という思いで開いたこのカフェ。ワークショップや演奏会、落語会など、さまざまなイベントも不定期開催されるという。ひとりで行ってもひとり時間を満喫したり、誰かと繋がれたり。温かな気持ちになれるカフェ時間できっとリフレッシュできるはず。
小さなお子さんと一緒でも安心な空間
店内にはキッズスペース「sumicco」も用意されている。「sumicco」は、子どもの発達を考慮したおもちゃが置いてあり、おとなと過ごすことができる子どもの空間。子ども連れでも気兼ねなく食事を楽しんだり、イベントやワークショップを楽しんだりできる、親にも優しい空間だ。
DATA
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2023年4月現在のものです。
※料金・営業時間・定休(休館・休園)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。