友人や家族など大切な方と会うときは、中央線沿線ならではの手みやげを持っていこう。
地元の素材を取り入れていたり、その土地の個性が表れていたりと、中央線の手みやげには地域の話題がたくさん詰まっている。そんな一品を持参すれば、あなたが暮らす街の話題で盛り上がるかも。
中央線沿線にお住まいの方、中央線をよく利用される方必見の連載。
武蔵小金井駅
武蔵小金井で手みやげを買うなら、濃厚なクリームのシュークリーム/宝石をちりばめたようなロールケーキはいかが?
駅周辺にはスーパーや商業施設が充実。少し歩くと小金井公園をはじめ、豊かな自然に囲まれ、暮らしやすい環境に恵まれている街だ。そんな武蔵小金井からご紹介したい中央線の手みやげは、それぞれ地元を越えて沿線でも人気の、『オーブン・ミトン』のシュークリームと『進藤洋菓子店』のロールケーキ。
小ぶりでも満足感のある名物シュークリーム
オーブン・ミトン[洋菓子]
1987 年開店、⾏列ができる⼈気パティスリー。オーナーシェフ・⼩嶋ルミさんは⼥性パティシエの草分け的存在だ。
1番人気は「ミトンズシュークリーム」335 円。味の決め⼿は、なべ底に焦げができるまで炊き上げ、深い味わいに仕上げるカスタード。そこに固く泡立てたフレッシュクリームを加えることで、卵の味もミルク感もしっかりと感じられるクリームができあがる。夕方には売り切れになる事もあるので早めの来店を。
⼈気の焼き菓⼦は、⼿前から時計回りに、三⽇⽉を意味するほろほろとした⾷感の「キッフェルン」2 枚238 円、焦がしバターとカリフォルニア産アーモンドパウダーが豊かに⾹る「フィナンシェ」260 円、発酵バターをたっぷり使った「ヴィエノワ」2 枚260 円。コーヒーにも紅茶にもよく合い、ティータイムがぐっと豊かな時間になるだろう。繊細で深い味わいが手みやげに喜ばれると求める客が後を絶たない。
店ではレシピ本を多数出版しているほか、店舗でのレッスンも開催している。初心者コースから上級者コースまで幅広く、全国から多くの生徒が集まる人気ぶり。多くのスイーツ愛好家から高い支持を集める名店だ。
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パーティの席を華やかにするフルーツロールケーキ
進藤洋菓子店[洋菓子]
農工大通り沿いにある人気洋菓子店。オーナーを務めるのは、大阪、東京のほか、シュクレカカオ、ジェラールミュロといったパリの人気パティスリーでの修業経験も持つ、シェフパティシエの進藤久志さん。
手みやげにしたい店の看板商品といえば、その名も「しんどうロール」。
メレンゲを使用したふわふわ、モチモチのビスキュイ生地は、その日の朝に焼き上げたものを使用する。約8mm角に切りそろえられたフレッシュなイチゴ、キウイ、バナナが、ミルク感たっぷりの生クリームから覗く断面も唯一無二の美しさ。甘さを抑え、フルーツの酸味が感じられるさっぱりとした後味が印象的だ。
1本購入の場合は2日前までに要予約。カットしたものは12時から13時ごろに店頭に並ぶ。
もうひとつのおすすめは、焼き菓子のスペシャリテ「サーブル」。サブレのレシピをベースとして、小麦粉にコーンスターチをブレンドし、水分を極限まで減らして焼き上げる、進藤シェフ渾身の一品。口に運ぶとほろほろっとほどけるように崩れ、上質なバニラとアーモンド、バターの香りがふわりと広がる後をひく味わいだ。
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取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2024年1月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。