見た目もパッと華やかに。ナチュールワインを片手に、立川野菜が主役の逸品を楽しむバル
立川駅
立川野菜とナチュラルワインの専門店 T.A.G.
東京都を横断するように走る中央線。なかでも沿線西側は、意外と農業が盛んなエリアが多い。東京都内にいながら地元野菜を使ったダイニングやカフェを巡れるのも、中央線沿線ユーザーの楽しみのひとつといえるだろう。今回訪ねた『立川野菜とナチュラルワインの専門店 T.A.G.』も、その名のとおり地元・立川市の野菜をふんだんに使った料理が魅力のカウンターバーだ。
メニューは野菜料理が中心。なかでも立川野菜は、2カ所の農園から直送される。当日届いた野菜を眺めながら、店長の長谷川侑希シェフがメニューを決めているそうだ。もちろん、立川産の野菜だけでは賄いきれないものもあるが、1年を通して半数程度は立川野菜を使用しているという。
キッチンで腕を振るう長谷川さんは、六本木の人気イタリアン『アンディアーモ』(現在は閉店)などで腕を磨き、フレンチやイタリアンをベースにした野菜料理を得意としている。「イタリアで本場の料理を学びたくて、現地の農家さんの家に何カ所か滞在して、彼らが作る料理を教えてもらったんです」。長谷川さんが作る料理は、本格的なレストランの技術とイタリアのママの味が絶妙に掛け合わされているのが魅力だ。
今回オーダーしたのはどれも野菜がメインのメニューばかり。それでも食後には肉や魚をほとんど摂っていないことを忘れてしまうほどの満腹感があった。多くの料理がハーフ対応してもらえる点も、ソロ飯派には嬉しいポイント。おひとり様だって、いろいろ食べたい! そんな願望もしっかりと満たしてくれる店なのだ。
DATA
JR中央線立川駅北口から徒歩約5分。
18時〜23時(22時LO)、水・木休
東京都立川市曙町2-23-8 パタタビル 1F
☎ 050-5593-7896
https://www.instagram.com/t.a.g.tachikawa/
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2024年8月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。