荻窪駅三鷹駅立川駅
頑張る自分へのごほうびに、中央線でプチぜいたくな朝ごはん
忙しい日々のなかで特にバタバタしがちな朝。たまにはぜいたくをして、とっておきの朝ごはんを楽しみたい!
選択肢が無限大のブッフェに、こだわりのスペシャルティコーヒー、話題のアサイーボウルに、ビタミンたっぷりな旬のフルーツ。こだわりを持って作られた非日常感のあるメニューは、出勤前の朝活にも、ゆったり休日のモーニングやブランチにもぴったり。その店でしか食べられない特別な朝ごはんでおなかを満たせば、活気あふれるステキな1日が始まる。
この記事の目次
地元立川の食材やライブキッチンのできたて料理を堪能
All Day Dining 紗灯
ずらりと並んだ山盛りのお皿から、好きなものを好きなだけ取り分けていただく。そんなブッフェスタイルの朝食はやっぱり格別だ。
「ホテル日航立川 東京」のレストラン『All Day Dining 紗灯(シャトー)』なら、宿泊客以外も利用できるモーニングブッフェ2900円がある。ホテルのロビーに隣接する店は全76席の落ち着いた雰囲気で、和洋約40種もの料理がそろう。
「ホテル日航立川 東京」のレストラン『All Day Dining 紗灯(シャトー)』なら、宿泊客以外も利用できるモーニングブッフェ2900円がある。ホテルのロビーに隣接する店は全76席の落ち着いた雰囲気で、和洋約40種もの料理がそろう。
目玉のひとつがライブキッチンから提供するメニュー。季節の魚や野菜の天ぷらとステーキが日替わりで、この日はアンコウ、インゲン、サツマイモの天ぷらだった。揚げたてに抹茶塩をつけて頬張れば、「朝から天ぷら」という特別感もあいまって自然と力が湧いてくる。「ステーキも特別感があって喜んでいただいています。立川には肉料理のお店が多いので、お肉好きの方が多いのかもしれませんね」とは、マーケティング室の鵜飼美紀さん。「赤身であっさりしていて、食べやすいですよ」。
また、この街ならではの一品が温泉たまごだ。立川市にある「伊藤養鶏場」の希少な純国産品種の鶏「もみじ」の赤たまごで、色の濃い黄身は味もねっとりと濃厚で甘い。シェフ特製の出汁をかけてじっくりと味わおう。また、お店で手作りする保存料不使用の豆腐を味わえる湯豆腐など、自家製でやさしい味わいの和総菜を楽しめるのもうれしい。
ドリンクもよりどりみどりで、コーヒーや紅茶、ミルク、フルーツジュースといった定番のラインナップのほか、ブルーベリーヨーグルトジュースやビネガードリンクも。高品質の国産ケールを100%使用した青汁はしっかりとした濃さにもかかわらず喉越しがよく、苦手意識がある人にも試してもらいたい飲みやすさだ。
お米もパンも食べたい、和食も洋食も味わいたいというよくばりな気分の朝にぴったり。おなかも心も大満足で、パワーチャージは完璧!
味の変化も楽しめるコーヒーとオーガニックメニュー
WOODBERRY COFFEE 荻窪店
ガラス張りで陽光さしこむ店舗の奥に、大きな焙煎機が見える。ここはスペシャルティコーヒーのロースタリーカフェ。荻窪店は、首都圏に7店舗展開しているなかでも最も大型の旗艦店で、1階、2階、そして屋上にも席がある。
「環境にやさしい焙煎機を導入するために、広い物件を探していて出会ったのがここです」と店舗マネージャーの澤口優稀さん。「地域のつながりが強い場所にしたかったということもあり、荻窪はぴったりでした」。
「環境にやさしい焙煎機を導入するために、広い物件を探していて出会ったのがここです」と店舗マネージャーの澤口優稀さん。「地域のつながりが強い場所にしたかったということもあり、荻窪はぴったりでした」。
『WOODBERRY COFFEE』が大切にしているのは、サスティナブルで風味豊かなコーヒーであること。生産者とのつながりを重視し、農園に利益を還元するため現地に訪れて買い付けをするダイレクトトレードにこだわる。2012年に用賀本店からスタートし、代官山店、渋谷店に続いて2020年にオープンしたこの荻窪店が4軒目。すべての店舗のコーヒーはここで焙煎している。
ハンドドリップコーヒーはTall800〜4000円。この日いただいたのは、中米エルサルバドルのトレス・ポソス農園のパカマラ種の豆だ。朝にぴったりのさわやかでやさしい口当たりで、甘みの余韻も感じられる。シングルオリジンのコーヒーは常に10種類前後あり、気分や好みでスタッフと相談しながら決めるのもいい。
コーヒーが提供される益子焼の器は、ワインのように香りを楽しむことができるほか、サーバーのように注ぎながら飲むことで温度による味の変化も実感できる。「コーヒーの甘さや質感は、冷めてからの方がわかりやすいんです。そういった違いも楽しんでほしいですね」。
コーヒーが提供される益子焼の器は、ワインのように香りを楽しむことができるほか、サーバーのように注ぎながら飲むことで温度による味の変化も実感できる。「コーヒーの甘さや質感は、冷めてからの方がわかりやすいんです。そういった違いも楽しんでほしいですね」。
コーヒーとよく合うフードメニューも充実しており、有機栽培の食材をメインに使用。エッグベネディクト1890円は、ベーコンやスモークサーモンの塩気とケールのほんのりとした苦味が絶妙なバランスで、ペロリと食べられる一皿。
フルーツがふんだんに使われたオーガニックアサイーボウル1760円も、自家製のグラノーラやアーモンドバターがアクセントになっている。はちみつの代わりにアガベシロップを使っているため、あっさりとした仕上がりだ。
青梅街道を行き交う人や車を眺めながら、生産者や店の思いがこもったメニューを味わえば、前向きな気分で1日を始められること間違いなし。
老舗青果店が手がける、旬の果物が輝く一品
café Ichifuji
「朝の果物は金」とよくいわれるが、自宅で果物を食べる機会がなかなかないという人も多いかもしれない。そんな人にぜひ訪れてもらいたいのが『café Ichifuji(カフェ イチフジ)』。三鷹の老舗青果店『一富士』が「いろんな種類の果物をもっと楽しんでもらいたい」という思いで2022年にオープンしたカフェだ。
旬の果物をふんだんに使ったフルーツサンドやパフェ、プリンアラモードなど、煌びやかなメニューが目白押しで、さすがは青果店が手がける店。なかでも醍醐味はモーニングだ。「モーニングをやりたいというのが出発点だったので、一番充実させたかったんです」とはオーナーの田中眞紀子さん。
ピタヤボウルセット1320円は、ビビッドなピンク色が目を引くピタヤ(ドラゴンフルーツ)のピューレに7~8種類もの旬の果物が山盛り。サラダに果物と一口大にカットしたトーストがのったトーストサラダセット1265円には、モーニング限定で追加できるミニピタヤ500円も加えていただいた。どちらも果物と豆乳で作られたスムージー状のミニジュースが付いてくる。
器は日本各地から集めてきた焼き物を使っていて、この日は大分県の小鹿田焼。鮮やかな果物と落ち着いた色合いの器の絶妙なバランスで、見た目の美しさも見事だ。
ピタヤボウルセット1320円は、ビビッドなピンク色が目を引くピタヤ(ドラゴンフルーツ)のピューレに7~8種類もの旬の果物が山盛り。サラダに果物と一口大にカットしたトーストがのったトーストサラダセット1265円には、モーニング限定で追加できるミニピタヤ500円も加えていただいた。どちらも果物と豆乳で作られたスムージー状のミニジュースが付いてくる。
器は日本各地から集めてきた焼き物を使っていて、この日は大分県の小鹿田焼。鮮やかな果物と落ち着いた色合いの器の絶妙なバランスで、見た目の美しさも見事だ。
店内にはジャムやフルーツジュースなどおみやげに買って帰れる商品も並んでいるほか、田中さん自ら福島県の絵本・アートブック書店『石川屋』で買い付けてくるという絵本も並んでいて店内で読むことができる。また、夜の時間帯には定期的にミュージシャンを呼んでライブも開催するとか。
「今後は、ハンデのある子どもたちを招いて、果物を食べながら音楽を聴いてゆったり過ごせるようなイベントもやりたいと思っています。あとは、果物やハーブティーについてのサロンも開きたいんですよ」と話す田中さんの笑顔にも元気をもらえそう。
プロの目利きで選ばれた、いくつもの種類の果物を、一番の食べごろで提供してくれる。しかもそれを朝から味わえるのだから、訪れない手はない!
取材・文=中村こより 撮影=逢坂聡
上記の情報は2024年12月現在のものです。
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