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阿佐ケ谷駅三鷹駅
リピート必至のパンカフェ あの人が作るあのパンは、なぜ美味しいの?
また食べたいって思うのは、おなかだけじゃなくて心の中まで幸せな気分にさせてくれるパン。そこには、作り手たちの個性が溢れる居心地のいい空間が欠かせない。パンを大切に思うあったかい気持ちに包まれていたら、心がゆるゆるほぐれていく。今度の休日はゆっくりと時間をとって、ほっと一息つけるパンカフェに出かけてみて。
この記事の目次
盛りだくさんのランチプレートにわくわく!
パンと料理とお菓子の店 tonttu(トントゥ)[阿佐ケ谷/パンカフェ]
お昼どきになると、次々とお客さんが訪れる。目当ては、ランチ限定の「tonttuパンのプレートセット」だ。惣菜系から甘い系、食事系などのパン6~8切れとスープ、デリがちょっとずつのせられていて、運ばれてくるとテンションアップ! しかも、うれしいことにパンのお代わりが1回無料だ。濃厚な野菜のうま味が楽しめるスープや自家製ジャムなど、丁寧に作られているのが伝わってくる。店主の膝館(ひざたて)大輝さんは、イタリアンやフレンチ、ホテルのレストランでの経験もあると聞いて納得。「見た目だけじゃなくて、味にも妥協したくないんです」と話す大輝さんからは、ほのぼのとした雰囲気のなかに強い熱意も感じられる。人気の焼きカレーパンは、別々に作ったキーマカレーとサラリとした野菜カレーを合わせることで、トマトの酸味が効いたまろやかな味に。5~6種揃うサンドイッチの具も手が込んでいて、どれも食べ応えがある。奥さまの美穂さんが手がけるクッキーも、最初は動物の形や家族のいろんな顔などのかわいいビジュアルに惹かれる人が多いが、小麦が香るやさしい味わいにハマってリピートするファンが多い。
やさしさあふれるパンと空間に癒やされる
カフェ よつば舎[三鷹/パンカフェ]
パステルブルーの外観が目を引くかわいらしいお店。迎えてくれる店主の斉藤直美さんからも、店の雰囲気と同じようなやさしい人柄が滲み出ていてほっとする。ベーカリーやイタリア料理店などで働きながら学んだというパンは、どれも素材が際立つシンプルな味わい。卵や牛乳、バターなどを使わずに作られていて、どれも体にスーッと馴染むような軽い食べ心地だ。斉藤さんおすすめの4種類ほど揃うベーグルは、小麦粉の種類や配合などを試行錯誤して現在のレシピにたどり着いた。油脂類も使わず、北海道産小麦粉の「春よ恋」と全粒粉、天然酵母、洗双糖(せんそうとう)というきび糖、国産あら塩のみ。硬すぎず軟らかすぎないふんわりむっちりとした独特の食感がたまらなく美味しい。最初はギャラリーやカフェの間借りで始めたそうで、「まさか自分が店をもてるなんて…」とはにかむ斉藤さん。この控えめでゆったりとした感じにも心がほぐれる。ここに店を構えて6年目だが、これからも斉藤さんのペースで無理せず、長く続けてほしいと願うばかり。
DATA
取材・文=井島加恵 撮影=井原淳一
中央線沿線のベーカリーが大集結!中央線パンまつりで美味しさも楽しさもテイクアウトしよう。
【日時】
2021年11月13・14日/各日10時~17時
【場所】
武蔵境~東小金井駅間の三か所
– nonowa武蔵境テラス
– ぽっぽ公園
– コミュニティステーション東小金井
上記の情報は2021年9月現在のものです。
※料金・営業時間・定休(休館・休園)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、営業休止や営業時間・形態の変更、イベントの延期・中止など、掲載内容と異なる場合があります。