阿佐ケ谷駅武蔵境駅日野駅
中央線沿線生まれのクラフトビールをお店で堪能しよう
ようやく少しずつ“いつも通り”に近づいて、この夏は外食を楽しむ機会も増えそうだ。そんな時、キンキンに冷えたのをギューっとやる「とりあえず生」もいいけれど、造り手の想いがこもった、個性あふれるクラフトビールもまた魅力。
フルーティな香りや軽やかな飲み口のものから「これがビール!?」と驚くような個性派も少なくない。料理とのペアリングを楽しんだり、来るたびに違う味わいとの出合いがある、そんなレア感もマイクロブルワリー(小規模醸造所)の魅力のひとつ。中央線沿線の奥深いクラフトビールの世界へいざ出発!
この記事の目次
イチ押しメニューとのペアリングでさらに広がるクラフトビールの楽しみ方
BAR&DINING River Side[日野駅/ダイニングバー]
日野市生まれの「TOYODA BEER」は、少し特殊な歴史を持つ。日野市でビールが初めて作られたのは、今から130年以上さかのぼった1886年(明治19)のこと。日本が近代化の歩みを進める中、誕生したのが多摩地域最古のビール工場で、少なくとも1894年(明治27)までビールが造られていたという。
オーナーの内田滋之さん曰く「香りや味のバラエティが豊かなクラフトビールは、料理とのペアリングを意識するとより楽しめます。ペアリングのコツは、ビールの原産地と同じ国や地域の食材や料理を合わせること」。ドイツのビールならドイツ料理を、アメリカのビールならアメリカの料理を合わせると良いという。TOYODA BEERで煮込んだスペアリブをつまみに、TOYODA BEERで一杯。まさに間違いないペアリングだ。
ブルワリー併設! 開放的な癒やしの空間で楽しむできたてビール
26K(ニーロクケー)Brewery [武蔵境駅/複合店舗]
「シューティングスター吉★祥★寺」 ビアスタイル:IPA
「井の頭セゾン」 ビアスタイル:セゾンIPA
「境南町セッションIPA」 ビアスタイル:セッションIPA
ビールは入口横の「public counter」でオーダー。常時5種類のタップから好きなビール(ショート250ml 600円、レギュラー350ml 880円)をセレクトする。また、いろいろ試したいなら小さめグラスで3種のビールを飲み比べる「ビアフライト」(170ml×3 1080円)もいい。
ひとり飲みならそのまま「public counter」のカウンターへ。BARのようなムードでちょっと大人の時間を味わえる。ジューシーなヴァイスヴルストソーセージ1本650円やスパイシーな水餃子6個入り640円なども合わせて楽しみたい。
「はるかぜオレンジウィート」 ビアスタイル:ウィートエール
「シューティングスター吉★祥★寺」 ビアスタイル:IPA
天気が良ければぜひテラス席へ。心地良い風を感じながら飲むクラフトビールは言わずもがな、格別の味わいだ。
「カフェとして利用される方も多いですし、デリやタルトを買いに来たついでにビールを楽しんで行かれる方もいらっしゃいます。ビール自体もアルコール度数を抑えたもの、フルーティな味わいのものなど、ライトに楽しめる“飲み疲れしないビール”を揃えています。今までクラフトビールをあまり飲んだことがない方でも気軽に楽しんでいただけると思いますよ」と、26K Brewery醸造担当の平槇駿一さん。
DATA
常時20種! 個性豊かなラインナップはクラフトビールならでは
【閉店】阿佐ヶ谷20(トゥエンティー)TAPS feat.ビール工房[阿佐ケ谷駅/ビアバー]
さらに全国から厳選したゲストビールも10種。ボディや香り、苦味などをグラフ化したものが載ったメニューも用意されているので、好みの味にたどり着きやすいのも嬉しい。早い時には数日でタンクが入れ替えになることも。新しいビールも随時開発されるので一期一会の出会いをぜひ楽しみたい。
「喜多見 BLACK」 ビアスタイル:ブラック
「新中野 アンバーセゾン」 ビアスタイル:アンバーセゾン
「高円寺 Cream」 ビアスタイル:ペールエール
「クラフトビールは作り手の個性によって味わいも幅広いのが魅力です。飲む人の好みも千差万別ですが、初めてならまずはヴイツェンやヴェルジャンホワイトなど、軽い飲み心地のものをお勧めします。小麦で作るビールはソフトでさっぱりしているので飲みやすいと思いますよ」というのはビール工房を運営する「SAKE-YA JAPAN」の柴健宏社長。
料理は手前右から時計回りに本日のカルパッチョ890円、食べたら病みつきバッファローチキン490円、チリチーズフライ790円、チキンとチーズのブリトー790円。自分が飲んでいるビールとの相性をスタッフに聞きながらメニューを選ぶのも楽しい。
中央線ビールフェスティバル
2022summer
~3年ぶりのカンパイ!多摩地域のクラフトビールが武蔵境に大集合~
あの「中央線ビールフェスティバル」が3年ぶりに開催!出店数は過去最多の15ブルワリー、今回の特集で紹介したブルワリーも出店する。多摩地域のクラフトビールを思い切り楽しもう。
【開催日時】
2022年7⽉21⽇(⽊)~7⽉24⽇(⽇)
平⽇ 17:00〜21:00(L.O. 20:45)
⼟⽇ 12:00〜21:00(L.O. 20:45)
※⼩⾬決⾏・荒天中⽌
【会場】
武蔵境駅 南口からすぐ!
第一会場:境南ふれあい広場公園
第二会場:nonowa Terrace武蔵境
【入場料】
無料
【特設サイト】
https://chuosuki.jp/event2/chuo-beer/
取材・文=篠原美帆 撮影=鈴木圭・山田ミユキ
上記の情報は2022年6月現在のものです。
※料金・営業時間・定休(休館・休園)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。