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レーズンバターサンドの草分け的存在として愛される味
御茶ノ水駅
御茶ノ水 小川軒 [御茶ノ水駅/洋食レストラン]
1905年(明治38)に現オーナー小川洋(ひろし)さんの祖父・小川鉄五郎さんが汐留に西洋料理店を開業。戦後、父・順さんが店を引き継ぎ、1964年(昭和39)代官山に移転。現在は三代目として順さんの息子3人が代官山、目黒、御茶ノ水で看板を引き継いでいる。三男の洋さんが御茶ノ水に店を開いたのは1993年。レストランとカフェを併設し、店頭ではレイズンウイッチをはじめ、塩サブレやフロランタンなどの焼き菓子を販売している。
二代目の順さんが店を引き継いだ頃からレストランは接待利用も多かった。そこで接待後のおみやげとして、生ケーキより日持ちがして、焼き菓子より特別感のある商品を考案。昭和30年代に順さんが渡仏した際に出合ったフランス郷土菓子をヒントに誕生したのが「レイズンウイッチ」だ。レシピは30年ほど変わっていない。素材は長く付き合いのある業者から同じものを仕入れている。ほろっとしたサブレの香ばしさ、収穫時期などによって炊き方を微調整し、ラム酒をたっぷりと含んだカリフォルニア産のレーズン、特別なレシピで軽やかに仕上げたバタークリームなど、変わらない製法こそがレーズンサンドの草分けの証。長く愛される至極の味わいだ。
DATA
JR中央線御茶ノ水駅聖橋口から徒歩約5分。
洋菓子販売は10時~17時30分、日・祝および第3土休。
※レイズンウイッチは完売終了あり、お取り置き可
東京都文京区湯島1-9-3
☎03-5802-5420
https://ogawaken.com
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2023年2月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、営業休止や営業時間・形態の変更など、掲載内容と異なる場合があります。
※表記されている価格は税込みです。
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