駅員さんがみつけた駅のまわりのゆる~い景色をご紹介。
いつもの駅で、いつもの道で、ゆる画探しに出かけよう。
いつもの景色がちょっと変わるかも。
八王子駅
黒塀に柳の木 多摩地域唯一の花街・八王子駅周辺を歩く
今回の#ゆる画ログは、八王子駅周辺のゆる~い景色を探しに行きます。
八王子駅は、中央線、八高線、横浜線が乗り入れるターミナル駅。住みたいまちとしても人気です。
改札口の駅名標では、八王子市のブランドメッセージ「あなたのみちを、あるけるまち。八王子」発信のため、八王子駅の「八」の字がブーツを履いています。
そんな八王子駅から徒歩圏内に、昔ながらの八王子の歴史や風景を味わえるスポットがあるのをご存知でしたか。
改札口の駅名標では、八王子市のブランドメッセージ「あなたのみちを、あるけるまち。八王子」発信のため、八王子駅の「八」の字がブーツを履いています。
そんな八王子駅から徒歩圏内に、昔ながらの八王子の歴史や風景を味わえるスポットがあるのをご存知でしたか。
駅北口を出て真っ先に目に入るのが、虹色に光るモニュメント「絹の舞」。
古くから養蚕と織物が盛んだった八王子は「桑の都」と呼ばれていました。このモニュメントは、八王子城を模した塔に絹を「八」の字に巻いた様子が表現されています。
古くから養蚕と織物が盛んだった八王子は「桑の都」と呼ばれていました。このモニュメントは、八王子城を模した塔に絹を「八」の字に巻いた様子が表現されています。
続いて、八王子駅前から放射状に走る「西放射線ユーロード」を進んでいくと立派な松の壁画を発見! こちらは『焼肉まんてん』さんの建物です。一枚一枚瓦やタイルで描かれているきめ細かさに驚きます。迫力あるデザインが圧巻です。
中町方面の小路へ入ると、趣ある黒塀の建物が増えてきます。大正時代から戦後まもなくまで織物のまちとして栄えた八王子。中町界隈は多摩地域で唯一の花街として賑わいを見せていました。黒塀に柳の木は、かつての花街を物語る景観。現在でも13名の芸妓さんが、伝統文化をつなぐべく活躍されています。
黒塀に赤い差し色が印象的な建物は、八王子三業組合、通称「見番」。置屋・待合・料亭の事務所です。
黒塀に赤い差し色が印象的な建物は、八王子三業組合、通称「見番」。置屋・待合・料亭の事務所です。
その玄関先で目を引くのが、柳の木の下で振り返る猫の芸妓さんが描かれたシャッター。
中町で置屋『ゆき乃恵』を営む芸妓・めぐみさんによると、情緒ある街並みを紹介する『粋な中町お散歩小路』(制作・発行:中町地区まちづくり協議会)を作った際、表紙に登場する猫のイラストをシャッターにも使用したそう。この奥には八王子まつりで使われる「にわか山車」が格納されています。
八王子三業組合からすぐ近くにあるのが昨年11月にオープンした「桑都テラス」です。昔はここにも待合が3軒建っていたそう。
八王子市の中心市街地活性化のために作られた桑都テラスには、飲食店などが入居しているほか、八王子の伝統文化を発信するイベントが定期的に開催されています。芸妓さんが踊りを披露するイベントが大人気です。
広場にはベンチとテーブルが設けられ、イベントが無い日も訪れた方の憩いの場として親しまれています。
八王子市の中心市街地活性化のために作られた桑都テラスには、飲食店などが入居しているほか、八王子の伝統文化を発信するイベントが定期的に開催されています。芸妓さんが踊りを披露するイベントが大人気です。
広場にはベンチとテーブルが設けられ、イベントが無い日も訪れた方の憩いの場として親しまれています。
何気なく通り過ぎる風景にも、その街の歴史や文化を知る手がかりが潜んでいるかもしれません。
いつもの駅で、いつもの道で、ゆる画を探しに出かけてみてはいかがでしょう。
DATA
①絹の舞
東京都八王子市旭町1
②焼肉まんてん
東京都八王子市横山町14-7
③八王子三業組合
東京都八王子市南町1-7
④桑都テラス
東京都八王子市中町11-8
取材協力:ゆき乃恵、一般財団法人八王子市まちづくり公社
上記の情報は2023年4月現在のものです。
※料金・営業時間・休園(館)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。