友人や家族など大切な方と会うときは、中央線沿線ならではの手みやげを持っていこう。
地元の素材を取り入れていたり、その土地の個性が表れていたりと、中央線の手みやげには地域の話題がたくさん詰まっている。そんな一品を持参すれば、あなたが暮らす街の話題で盛り上がるかも。
中央線沿線にお住まいの方、中央線をよく利用される方必見の連載。
荻窪駅立川駅
残暑にうれしいサッパリな後味! 荻窪・立川の大人向けケーキ
9月に入っても、一向にやわらぐ気配のない、うだるような暑さ。手みやげにケーキや菓子をと考えるものの、まったり甘いものからは手が遠のく。そんなあなたに朗報。「甘くないケーキ」は存在するのだ! 菓子としてもよし、酒と合わせるもよしの大人向けケーキをご紹介!
この記事の目次
純白のセロリクリームにうっとりため息
『Le Coeur Pur』のラギォール
シェフの鈴木芳男さんは、フランスで修業を積み、料理・菓子ともに世界的なコンクールで30回以上も受賞している。“普段着を、贅沢に”のコンセプトで2002年に開業。クオリティ高くも、お手頃価格のケーキや菓子が店内に並ぶ。なかでも、「素材の甘みを引き出すことで、砂糖を控えめにしたい」と開発したオリジナルの野菜ケーキが看板。人気は、セロリのケーキ・ラギォールだ。口中に運べば、根セロリを煮詰めて作ったフワッフワで真っ白なクリームが舌の上で溶ける。微かに感じるほろ苦さは、セロリクリームの内側に潜んでいたチコリークリームだ。刻まれたセロリのシャキシャキとビスケットのサクサクも弾み、楽しげなハーモニーを奏で出す。
菓子にもつまみにもピッタリな塩味ケーキ
『La Boutique TERAKOYAグランデュオ立川店』のケーク・サレ
1954年に創業した、武蔵小金井に本店を構える老舗フレンチレストラン『TERAKOYA』の物販専門のショップ。都内で数軒展開されているが、『グランデュオ立川店』でしか手に入らないのが、ケーク・サレだ。「フランスでは冷蔵庫の残り物を入れて焼き上げる家庭料理ですが、当店では厳選した素材を使い、上質なお料理ケーキに仕上げました」とは、オーナーシェフの間光男さん。季節ごとに具材が変わり、今の時期は完熟トマトやオリーブ、チーズを使った「プロヴァンス」。分厚めにカットしたら、軽く温めるべし。ひと口頬張れば、バジルやエルブ・ド・プロバンスなどのハーブの香りがふわっ。生地やオリーブ、チーズの塩味にトマトの酸味が混ざり、次のひと口に誘う。ワインと合わせてもグー!
取材・文=高橋健太(teamまめ) 撮影=鈴木奈保子
上記の情報は2021年8月現在のものです。
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