小回りの利くマイクロブルワリーに魅せられ、メカエンジニアから醸造家に転身した千田恭弘さん。2018年5月には「苦い飲み物でみんなを笑顔にするFactory & Laboratory」をコンセプトに掲げ、水質のよさで知られる東京・昭島にブルーパブ『イサナブルーイング ブルワリー＆ロースタリー』を立ち上げた。その3カ月後には醸造免許を取得、クラフトビールの生産を始める。

『イサナブルーイング』の名物といえば、THE NITRO BEER（ナイトロビール）！　二酸化炭素が溶け込んでいないビールに、純窒素（Nitrogen）を溜め込んだ日本初の手法といわれている。千田さんは「窒素によって乳化したまろやかな泡の中をビールの液体が下降していくカスケード現象は、見ているだけでうっとりします」とコメント。店舗では最大3種のナイトロビールがオンタップしているので、同じ商品名の炭酸ビールがあれば飲み比べてみるのも一興だろう。

常時8種が揃う炭酸ビールのイチ推しは、フラッグシップビールのとりあえずビター。モルト由来の甘みとイギリス＆昭島産ホップの香り高いアロマに加え、低アルコール＆微炭酸なので「スルスル飲めてしまいます！」と千田さん。ビールを用いた液で漬ける自家製ビールピクルス盛り合わせ780円とのペアリングが抜群だそうだ。

ビールは1杯あたり、S（200ml）650〜830円・M（300ml）980〜1270円・L（473ml）1380〜1750円と3サイズを展開。それぞれ価格帯が異なるため、詳細は店舗でチェックを。