樹木の生命力に圧倒される小径
河口湖駅
東海自然歩道(青木ヶ原)
西湖・精進湖・本栖湖にまたがる約25㎢の広大な樹海は、富士山から流れ出た溶岩流の上に生い茂った原生林の森。ひとたび迷うと危険だが、小径を辿れば、富岳風穴と鳴沢氷穴の間の約1.4km、30〜40分の樹海さんぽが楽しめる。とはいえ、樹海そのものが天然記念物なので、小径から外れることなく歩くべし。落ち葉が降り積もったフカフカな腐葉土は少なく、ゴツゴツの溶岩が剥き出しの野趣に富んだ小径だ。
森に目を向ければ、マツ、モミ、ツガ、ブナなど、樹齢300年を超えるものが林立。1707年(宝永4)の宝永大噴火後に芽吹いた樹木は、地盤が溶岩ゆえ、根が地中に潜れず、地表をうねうねと這い回り、その上を苔が覆っていく。陽光が枝葉に遮られて昼間でもうす暗く、妖怪が潜んでいそうな気配だ。
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DATA
富士急行線河口湖駅から富士急バスブルーライン約29分・グリーンライン約49分の「富岳風穴」、新富士駅行き約26分の「風穴」バス停下車、すぐ。
山梨県南都留郡富士河口湖町西湖青木ヶ原2068-1
☎0555-28-5177(富士河口湖町観光連盟)
http://www.tokai-walk.jp/course_guide/course5.html
https://fujisan.ne.jp/pages/212/
上記の情報は2022年7月現在のものです。
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