森に佇む木造家で夢想するひととき
武蔵境駅
三鷹市星と森と絵本の家
草木茂る坂道を登った先に、1915年(大正4)築の現・国立天文台の旧1号官舎が移築されている。回廊ギャラリーを抜け、靴を脱いで上がれば、天井裏まで見通せる見事な木組みの下に宇宙が広がっている。一年ごとに繰り広げられる企画展は手作りのものでいっぱい。2022年は「みえないけどある? ここに 宇宙に」がテーマ。目に見えないもの、未知なる世界が、自分たちとどう関係しているのか、考えを巡らし探ってみたい。植物、動物など、ジャンルごとに並ぶ絵本の部屋もすごい。約9200冊ある蔵書から、折々に書棚を入れ替え、常時約2500冊が閲覧可能だ。ふと見れば、書棚のあちこちに絵本の世界のジオラマが。他にも、廊下の先の物入れや、縁側の突き当たり付近など、仕掛けが満載だ。広々とした庭に出れば、竹林から切り出した竹製の手作り玩具で遊べ、ハンモックでゆらゆらすることもできる。子供連れが多いが、大人だってめいっぱい楽しめる癒しの隠れ家だ。
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DATA
JR中央線武蔵境駅から小田急バス狛江駅北口行き「天文台裏」下車、徒歩約1分、または自転車約15分。
駐輪場あり。
10時〜12時・13時〜17時、火休。
三鷹市大沢2-21-3 国立天文台内 ☎0422-39-3401
https://www.city.mitaka.lg.jp/ehon/index.html
上記の情報は2022年9月現在のものです。
※料金・営業時間・定休(休館・休園)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
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