焙煎や淹れ方などで変化するコーヒーの深い味わいに浸る
御茶ノ水駅
眞踏珈琲店
扉を開けた瞬間、壁を埋め尽くす本に圧倒される。本の9割ほどは、店主・大山眞踏さんが今まで読んできたものだという。1階はカウンターのみのバーのような趣で、2階は小さめのテーブル席で静かに読書に耽る人が多い。コーヒー豆は、ブラジルサントスNo.2スクリーン19。15年ほど前に大山さんがほれ込み、のちに働くことになる青山の『蔦珈琲店』で使われているものと同じだ。「扱うコーヒー豆は1種類だけですが、焙煎具合、豆の挽き方、ドリップの仕方で味を変化させています」と、大山さん。琥珀900円は、キリッとした飲み口の中に苦みを感じ、次にコクが広がり、最後はやわらかい甘みの余韻が続く。水出しコーヒーの水瑠璃900円は、とろりとした飲み口だが、苦みと酸味がキリッと主張し、確かに琥珀とはまったく違う。コーヒーに浸る濃密な時間をぜひ体感してほしい。
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DATA
JR中央線御茶ノ水駅御茶ノ水橋口から徒歩約8分。
12~23時(日・祝は12~21時)、無休。
東京都千代田区神田小川町3-1-7
03-6873-9351
http://coffeemafumi.html.xdomain.jp/
上記の情報は2023年3月現在のものです。
※料金・営業時間・定休(休館・休園)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。
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