国立駅
国立駅周辺のゆったりカフェ・喫茶店6選|おひとり様もOKな古民家カフェから新装カフェまでご紹介
文教地区と閑静な住宅街を有する国立(くにたち)エリアは、落ち着きがありつつ街全体に活気と品を感じる場所だ。駅周辺を見渡すと、学生やママさん、マダムが颯爽と行き交う。
様々な年代の人が集まるこのエリアには大手チェーンのカフェも軒並み顔をそろえているが、個人経営のカフェも多い。
今回は、国立でゆったりとくつろげるカフェ6店舗を紹介。創業約70年以上の歴史を持つ地元に愛されるカフェから、2024年オープンのカフェまで、個性と魅力のあふれるお店ばかり!
この記事の目次
ゆったりとした時間が流れる古民家カフェ
カフェおきもと[国立駅/カフェ]
国立駅から徒歩8分ほどの場所にある国立の古民家カフェ『カフェおきもと』は、洋館と和館、そして庭園で構成されている。
以前の家主からそれらを託された現オーナーの久保愛美さんは、建物を建築当時のまま残しつつ、古民家カフェとしてよみがえらせた。
以前の家主からそれらを託された現オーナーの久保愛美さんは、建物を建築当時のまま残しつつ、古民家カフェとしてよみがえらせた。
『カフェおきもと』の看板メニューは、オーナーが自ら焼き上げるバスクチーズケーキ680円。濃厚な味わいだがしっとりとして軽さもあり、あっという間に完食してしまう。
カフェタイムは、予約をしてひとりで来店される方も多いとのこと。歴史ある洋館と窓の外に広がる庭園を眺めながら過ごすひとときは、昭和の別荘地にいるようで日常の喧騒を忘れられそうだ。
カフェタイムは、予約をしてひとりで来店される方も多いとのこと。歴史ある洋館と窓の外に広がる庭園を眺めながら過ごすひとときは、昭和の別荘地にいるようで日常の喧騒を忘れられそうだ。
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紅茶好きにはたまらない紅茶づくしのカフェ
kunitachi tea house(クニタチティーハウス)[国立駅/カフェ]
国立駅から富士見通りを進むと、ほどなく『kunitachi tea house』の赤いカフェオーニングが見えてくる。外観からも、国立らしさがあふれるおしゃれなカフェだ。
『kunitachi tea house』は、スリランカの紅茶の専門店である。茶葉から丁寧に淹れられた紅茶は、香り高く濃厚な味わいだ。
ティーフリー1580円もおすすめ。おかわり自由で様々なフレーバーの紅茶を楽しむことができる。
ティーフリー1580円もおすすめ。おかわり自由で様々なフレーバーの紅茶を楽しむことができる。
そんな紅茶のおともとして味わいたいのが濃厚ティークリームのクレープ980円。
紅茶を煮出した生クリームに、アールグレイのソースがかかっているまさに紅茶づくしのクレープ。
そのもっちりとした生地を噛み締めると、紅茶の優しい風味と甘味が口いっぱいに広がる。紅茶専門店ならではの味である。
紅茶を煮出した生クリームに、アールグレイのソースがかかっているまさに紅茶づくしのクレープ。
そのもっちりとした生地を噛み締めると、紅茶の優しい風味と甘味が口いっぱいに広がる。紅茶専門店ならではの味である。
ランチタイムには、ガレットやクレープのお得なランチコースがおすすめ。
お友だち同士でのお茶やデートはもちろん、ひとりでティーフリーを楽しむお客さんも多いとのこと。たまにはゆったりと、上質な紅茶でぜいたくな時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
お友だち同士でのお茶やデートはもちろん、ひとりでティーフリーを楽しむお客さんも多いとのこと。たまにはゆったりと、上質な紅茶でぜいたくな時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
洗練されたインテリアとともに楽しむ体に優しい韓国料理
tama cafe(タマカフェ)[国立駅/カフェ]
国立駅から大学通りをまっすぐ進み、一橋大学を越えたところに位置する『tama cafe』。韓国料理のランチも人気だが、ティータイムで韓国スイーツや韓国茶を楽しむことができる。
韓国だけでなく日本の雰囲気も感じる店内は、木材をふんだんに使用した和の内装で国立在住の家具デザイナー小泉誠氏が手掛けており、上質でゆとりのある空間がデザインされている。
韓国だけでなく日本の雰囲気も感じる店内は、木材をふんだんに使用した和の内装で国立在住の家具デザイナー小泉誠氏が手掛けており、上質でゆとりのある空間がデザインされている。
『tama cafe』では、体に優しいメニューが心がけられている。
ワッフル550円もミスカル(韓国に古くから伝わる健康美容食で、数種の雑穀を炒ってブレンドした粉末)を使用しており、穀物の香ばしさが口に広がるのが特徴的だ。韓国茶との相性も抜群である。小さな鉄瓶で韓国茶が提供されるのも、ちょっぴりワクワクする。
ワッフル550円もミスカル(韓国に古くから伝わる健康美容食で、数種の雑穀を炒ってブレンドした粉末)を使用しており、穀物の香ばしさが口に広がるのが特徴的だ。韓国茶との相性も抜群である。小さな鉄瓶で韓国茶が提供されるのも、ちょっぴりワクワクする。
『tama cafe』は国立マダムをはじめ、学生やママさんなど様々な人々が利用している。和と韓の様式が融合した店舗で、体に優しいスイーツや韓国茶を楽しみたい。
「すべて手作り」にこだわったデリカフェ
porte cafe(ポルトカフェ)[国立駅/カフェ]
国立駅南口のブランコ通りを入ったビルの2階にある『porte cafe』。お店へつながるビルの入り口は少しわかりづらいので看板を目印に向かおう。
ビルの2階にある店内へ入ると、ガラス窓から陽が差し込み、あたたかな雰囲気。ゆったりとしたひとときが過ごせそうだ。カフェの空間作りには、「ここではお客様の好きなようにお店と時間を使ってもらいたい」というオーナーの想いが込められているとのこと。
『porte cafe』オーナーシェフの池田弘さんは、ひとりでカフェを切り盛りする中、すべてのメニューを手作りで提供することにこだわっている。そんなカフェに並ぶ料理のジャンルは多国籍だ。和洋中はもちろん、中東の料理など、あまり目にすることがない国の料理も多い。野菜を中心とし、ヘルシーな食材選びにも抜かりがない。見た目よし、味よし、体によし、の3拍子がそろっている。
キッシュと3種のデリが選べるセット1485円~は、どの料理もていねいに調理されていることが伝わる味付け。驚くほどのふわふわ食感のキッシュを始め、気になる料理を少しずつ楽しむことができる。
飲み物はオリジナルのハーブティー、デトックスをセットで注文。110円の小さな焼き菓子もあるので、カフェタイムにはドリンクと焼き菓子を合わせるのもおすすめ。
『porte cafe』は、お稽古帰りの国立マダムや子どもの送り迎え後のママさんたちだけではなく、女性ひとりで訪れる人も多く、気軽に立ち寄ることができる癒しのカフェである。
カフェでおしゃべりを楽しみ、デリをおみやげに買って帰るのもよさそうだ。
飲み物はオリジナルのハーブティー、デトックスをセットで注文。110円の小さな焼き菓子もあるので、カフェタイムにはドリンクと焼き菓子を合わせるのもおすすめ。
『porte cafe』は、お稽古帰りの国立マダムや子どもの送り迎え後のママさんたちだけではなく、女性ひとりで訪れる人も多く、気軽に立ち寄ることができる癒しのカフェである。
カフェでおしゃべりを楽しみ、デリをおみやげに買って帰るのもよさそうだ。
昭和レトロな佇まいのゆったりカフェ
ロージナ茶房[国立駅/カフェ]
1953(昭和28)年に創業し、古くから一橋大学の学生や教授に親しまれている、『ロージナ茶房』。昭和の喫茶店がそのままの装いで令和の今でも国立に息づいている。オープン当初からヨーロピアンカフェをイメージしており、「いわゆる“喫茶店”というよりはヨーロピアンのカフェである」と『ロージナ茶房』の現オーナーは話す。コーヒーはもちろんのこと、お酒も食事もデザートも楽しみながら過ごせる空間だ。
木造建築の2階建てに地下もあり、地下は会合などにも最適な空間となっている。2階は広々とした空間で座席数もたっぷりだ。昭和の喫茶店はどんどん姿を消し、創業当時のままの建物で営業を続けている『ロージナ茶房』は中央線沿線では最古の喫茶店とのこと。
『ロージナ茶房』の中でも一番古くからあるメニューのフルーツゼリー930円。グレナデンシロップを使用したあざやかな色合いに、懐かしさを感じる。その中に、四角いミルクゼリーと缶詰のフルーツが閉じ込められている。昔は、生のフルーツが手に入らない時代もあり、缶詰が主流だった。当時のレシピにこだわり、現在も缶詰のフルーツを使っているところもレトロである。こだわりのおいしいコーヒーともよく合う。
創業者は芸術家でありジャーナリストでもあったため、芸術家や文筆家などにも愛され、文化人の交流の場でもあった。今でもその文化は残っており、有名無名かかわらず作家や芸術家のくつろぎの場となっている。壁には創業者のコレクションや、ゆかりのある芸術家のアートが数多く展示されている。昔は喫煙OKだったので男性客が多かったが、時代とともにだんだんと変わってきて、今は女性客も多い。現役の学生も、かつての学生も、国立の奥様たちも、老若男女が訪れてゆったりとくつろげるカフェなのだ。
DATA
国立の新しいおしゃれカフェで駅前ビューを独り占め
GURIRIN CAFE(グリリンカフェ)[国立駅/カフェ]
とにかくすべてがおしゃれなカフェだ。恋ヶ窪で6年間の営業を経て、2024年2月1日に国立の駅前で新装オープンした『GURIRIN CAFE』。窓辺のカウンター席に座れば、景色とスイーツで幸せな時間を堪能できる。オープンしてすぐにもかかわらず、すでにリピートで訪れるお客さんもいるのだと、オーナーの橋本真美さんは語る。
エレベーターで3階へ上がり一歩足を踏み入れると、降り注ぐ日差しと、ホワイトで統一された店内は気持ちまで明るくしてくれる。写真映えを意識して、店内も食器もすべてホワイトで統一することにこだわったそうだ。
眼前には桜の大木がそびえており、春には満開の桜が拝めると期待が膨らむ。国立駅前の行き交う車・人を眺め、ゆったりとした時間を過ごすことができる。
眼前には桜の大木がそびえており、春には満開の桜が拝めると期待が膨らむ。国立駅前の行き交う車・人を眺め、ゆったりとした時間を過ごすことができる。
一瞬でくぎづけになってしまうほどかわいい、いちごのスフレロール600円。スポンジもクリームもふわふわの食感で、口の中に幸せが広がる。
おしゃれなケーキはすべて手作り。カフェタイムには、コーヒーや紅茶とのセットで味わいたい。
おしゃれなケーキはすべて手作り。カフェタイムには、コーヒーや紅茶とのセットで味わいたい。
キュートなケーキやおしゃれな店内は、オープンしてすぐだが、すでにSNSで話題となっている。ランチには、恋ヶ窪店にあったメニューへ新メニューも加わっているそう。メニューは「おいしい」といってもらえるように何度も試作を繰り返し、納得のいくものを提供しているそうだ。カフェだけでなく、ランチタイムにも訪れてみたい。
構成=ASTEL、取材・文・撮影=ほし ななこ
上記の情報は2024年2月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。