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- 晴れの日、中央線神社さんぽ
- 時代を反映し、新しい伝統をつくる神社。神馬あかりちゃんにも会える神田明神

御朱印やかわいらしいお守りが目当ての神社巡りが趣味という人が増加中。神社はそれぞれに伝わる由来があり、街の歴史との関係も深い場所だ。神社からお散歩をスタートすると、何度も訪れている駅も、初めて降りる駅も、これまでとは違う景色が見えてきそう。
気分も晴れ晴れ、中央線から神社さんぽに出かけよう!

御茶ノ水駅
時代を反映し、新しい伝統をつくる神社。神馬あかりちゃんにも会える神田明神
御茶ノ水駅から徒歩約5分の場所にある神田神社、通称神田明神。
隔年5月に日本三大祭の一つである神田祭が行われるほか、毎年仕事始めに商売繁昌を祈願しようと職場の仲間と訪れる人も多い。都心にありながら、広い境内には、極彩色が印象的な社殿のほかに、資料館、みやげ物のショップやカフェ、休憩スペースもある。観光スポットとしてもにぎわう神田明神は気分転換にもってこいの場所だ。
仕事始めのお参りを最初に呼びかけた神社

表参道にある隨神門(ずいしんもん)
現在祭られている神様は3柱。出雲大社にも祭られ、だいこく様として親しまれる大己貴命(オオナムチノミコト、大国主命=オオクニヌシノミコトとも)、えびす様としても知られる少彦名命(スクナヒコナノミコト)、そして平安時代の豪族だった平将門命(タイラノマサカドノミコト)が除災厄除の神として祭られている。

石造りでは日本一大きいだいこく様尊像

御神殿は昭和9(1934)年に再建された
実は男性にも人気! うさぎモチーフのレース御守

カフェやみやげ物店もあるEDOCCO

桐箱入りのレース御守。初穂料2000円
レース御守のご利益は、開運招福、身体健全とされているが、レース素材のおかげで「将来の見通しが良くなるお守り」という声も挙がっている。そんな中、2024年1月にレース御守を授かった人のSNS投稿が話題になった。素材のレースではなく、競馬などのレースの意味だろうと勘違いしてレース御守を求めたというもので、レース好きにずいぶん注目された。それ以来、勝負事のお守りとして男性の間でも評判だというからおもしろい。勝負事やスポーツが好きな人と、かわいいものが好きな人でお揃いにすると2人の運も開けていくかも?
神田明神のアイドル! 神馬あかりちゃん

あかりちゃんこと神幸号
そもそも馬は神様の乗り物。昔々は神社に馬を奉納する習わしがあったが、実際の馬を奉納するのは難しいと、絵に描いた馬、絵馬が奉納されるようになったという歴史がある。

2024年夏には、歯の治療も受けた

あかりちゃんの厩舎は御神殿の左側だ
新しい一歩のヒントを探しに
近年はアニメや芸能、プロレスなどとのコラボレーション企画を実施することもある神田明神。そもそも江戸時代に歌舞伎を祭りに取り入れたという歴史もあり、神社に仕える神職さんたちの間にも「今を生きている人のために神社はある」「伝統は作っていくものだ」という考えが浸透している。これまでのやり方を変えたいとき、新しいことを始めたいときに神田明神を訪れて境内を見回してみると、次のステップへのヒントが見つかるかも。
DATA
取材・文・撮影=野崎さおり
上記の情報は2024年10月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。
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