友人や家族など大切な方と会うときは、中央線沿線ならではの手みやげを持っていこう。
地元の素材を取り入れていたり、その土地の個性が表れていたりと、中央線の手みやげには地域の話題がたくさん詰まっている。そんな一品を持参すれば、あなたが暮らす街の話題で盛り上がるかも。
中央線沿線にお住まいの方、中央線をよく利用される方必見の連載。
中野駅日野駅
まんまるボディの罪なやつ! 中野駅・日野駅の極上シュークリーム
どこか素朴な印象のシュークリームは、きらびやかなほかの洋菓子とはひと味違う魅力を持つ。しっとりやわらか系やザクザク歯ごたえ系といった質感多様なシュー生地。包まれるカスタードも、重ため、軽め、ホイップとのダブルなど多彩だ。箱を開いて目に飛び込むかわいらしい佇まいも、きっとあの人を笑顔にしてくれるはず!
この記事の目次
日曜限定の秘蔵っ子シューを見逃すな!
『Soi meme(ソワメーム)』の米粉シュー
開店当初は小麦粉を使っていたが、シェフが小麦アレルギーになったことをきっかけに全てのスイーツをグルテンフリーに変えた。人気の品は、毎週日曜日だけ店に並ぶ米粉シュー。電話予約がおすすめだ。「普通、米粉を使うと生地が膨らみにくいんです」と店長の河合(かわい)光代さん。全国から様々な米粉を取り寄せて試作を重ねた結果、生地はまるまると膨らみ、外はさっくり、中しっとりの食感に仕上がっている。平飼いの卵、てんさい糖、米粉で炊き上げたカスタードに、生クリームを合わせた特製クリームは、舌の上でとろけるような口当たりでうっとり。しっかり甘いのに後味はさっぱり。体にやさしい食材と、細やかな職人の技に目を見張る。
DATA
パリパリ生地と濃厚カスタードに恍惚となる
『PATISSERIE LUPIN(パティスリー ルパン)』のパイシュー
オーナーの内田滋之さんは、ワインソムリエ。ダイニングバーを営んでいる中で酒に合うスイーツの必要性を実感し「どうせやるなら本気で」と、パティシエと手を組み、同じ日野市に洋菓子店をオープンした。地産のフルーツや卵をふんだんに使ったスイーツがショーケースに並ぶが、抜群の人気は1日30個限定のパイシューだ。パイ生地の上からクッキー生地を重ねて焼いたシューに、生クリームと合わせたカスタードを注入。ひと口かじればザクッと音を立てて心地よく、口いっぱいにカスタードの甘みが広がる。厳選した香り高いバニラビーンズと卵の濃厚な風味が後を引き、次のひと口に誘われる。できたてのサクサクを、贈り物のほかに、自分用にひとつ購入して食べ歩くのも一興だ。
取材・文=高橋健太(teamまめ) 撮影=鈴木奈保子
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