沢の水の冷たさ、ニジマスの素早さに四苦八苦
奥多摩駅
村営つり場[丹波山村]
釣りスポットの丹波川では、7・8月の夏季限定でつかみどり体験も楽しめる。源流の沢に設けられた区画がポイントで、購入したニジマスが放流されたら、いざ開始。子供の遊びと侮ってはならない。ニジマスは近づくとヒョイッと身を翻し、積石の下に隠れたり、つかんでも手からスルリと逃げだしたり。沢の水が刺すような冷たさなので、時折河原の石で温まりながら追いかけるべし。また、炭火焼きも忘れずに。焼き代は1匹100円。50〜60分ほどかけて丁寧に焼いてくれ、丸かじりする人が続出。管理人の小池文夫さんは「焼き魚(1匹400円)だけが目当て、という方もいて、到着1時間前に電話注文されます」と話し、手みやげに喜ばれていると目尻を下げる。さらに、川藻を食べて育った養殖の鮎も自慢だ。若鮎寿司820円は『道の駅たばやま』で通年販売しているが、夏の間は村営つり場併設の『川の駅やまびこ庵』でも手に入る。さっぱりとした酢飯と鮎の風味が秀逸で、ニジマスの炭火焼きと一緒に頬張りたい。魚を焼いてもらっている間、養魚池に沢から水を引く水路を辿るのもおすすめだ。つり場からものの数分。山深い風情のなか2段の滝『雄滝雌滝』が待ち受け、水飛沫が心地いい。
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DATA
JR青梅線奥多摩駅から「丹波山村役場」行き西東京バスで約50分の「中宿」下車、徒歩11分。
8時〜17時、火休(祝⽇の場合は翌⽇休。7・8⽉・紅葉シーズンは無休、12月1日〜3月14日は冬季休業)。
料金:川つり:1区画1日3000円、1区画午後2000円、川つり放流ニジマス10匹3500円、池つり:1匹300円、貸し竿代250円、つかみどり(7・8月):1匹300円
山梨県北都留郡丹波山村1243
☎0428-88-0800
https://www.vill.tabayama.yamanashi.jp/kanko/tsuri.html
※上記の情報は2023年7月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。