友人や家族など大切な方と会うときは、中央線沿線ならではの手みやげを持っていこう。
地元の素材を取り入れていたり、その土地の個性が表れていたりと、中央線の手みやげには地域の話題がたくさん詰まっている。そんな一品を持参すれば、あなたが暮らす街の話題で盛り上がるかも。
中央線沿線にお住まいの方、中央線をよく利用される方必見の連載。
大久保駅
大久保で手みやげを買うなら、フォトジェニックなドーナツ/焦がしバター香るフィナンシェはいかが?
さまざまなカルチャーが混在する中央線沿線。大久保駅から新大久保駅の周辺は日本最大規模の多国籍エリアで、特にコリアンタウンが目立つ。飲食店の看板にハングル文字が踊り、K-POPアイドルのグッズや韓国コスメがズラリ。歩けば韓国のトレンドが一目瞭然だ。そんな中でも注目度が高いのはやっぱり韓国スイーツ。フォトジェニックなもの、ユニークな素材の組み合わせのものなど、大胆で驚きがある韓国スイーツは、中央線の手みやげの1つとして、ティータイムに笑顔を運んでくれるはずだ。
この記事の目次
韓国で流行中のクリームたっぷりドーナツ
HELLO! DONUTS [ドーナツ・カフェ]
ふっくらと焼き上げた生地の中にたっぷりとクリームを注入するのがここ数年のトレンドという韓国のドーナツ。てっぺんに花をあしらったクリームやフレーバーをイメージさせるアイテムなどがちょこんとのっていて可愛らしい。そんなフォトジェニックなビジュアルへのこだわりがいかにも韓国スイーツらしい。素材は韓国から取り寄せたものが中心で、日本にいながらにして韓国で食べるのと極力近い味になるように再現。日本で暮らす韓国の人たちが懐かしさを感じる味を意識しているという。
生地やクリームはいちから店内で手作り。揚げ油にはビタミンEが豊富でヘルシーなものを使うなど、健康にも留意し、安心してスイーツタイムが楽しめるように心がけている。ベーシックなウユ(milk)クリーム400円や大胆なチョコレートがけのチョコミント400円、チェリーがのったミックスベリー400円などの定番スイーツ系に、ハムチーズ437円なども加えたレギュラー15種類。さらに新作や期間限定など数種類のドーナツも店頭に並ぶ。
箱を開けた時の華やかさに思わず笑顔がこぼれる、SNS映え抜群のドーナツ。フォトタイムで盛りあがった後は、みんなで食べ比べをして楽しもう。
焦がしバターが豊かに香るリッチなフィナンシェ
cafe guum(カフェ グウム)[焼き菓子・カフェ]
2022年12月オープン。店名は韓国語で焼き菓子を表す言葉「グウムグァジャ」に由来する。北海道産発酵バターを使った焦がしバターの風味豊かなフィナンシェが人気の韓国焼き菓子専門店だ。
日本でフィナンシェといえば、プレーンをはじめ、抹茶、ココアなどを生地に練り込んだシンプルなものが主流だが、韓国ではそれ以外にも、ユニークな組み合わせのものも少なくない。例えば、小麦粉にハチミツ、シナモンなどを混ぜて揚げた薬菓(ヤックァ)。これ自体が韓国の伝統的なお菓子だが、今、韓国ではこの薬菓を使ったスイーツが大流行。この店でも薬菓をトッピングした「薬菓フィナンシェ」が販売されている。他にもオレオやロータスなど、クッキーをトッピングしたフィナンシェも韓国特有のスタイル。また、残念ながら現在は終売になってしまったが、ハラペーニョとソーセージをトッピングしたホットドッグ風のフィナンシェもあったそう!
大胆な発想のアレンジスイーツは、ティータイムのひとときを盛り上げてくれそうだ。毎日焼き上げたものを売り切り、残ったものはラスク500円〜にアレンジ。こちらもぜひ一緒に。
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2023年9月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。