頑張った日の後には、仕事帰りにふらっと寄り道して晩ごはんはいかが?
1人でご飯って少しハードルが高い? 実は、中央線沿線にはソロ客歓迎のお店がたくさんある。メニューの内容だったり、お店の雰囲気も優しい気遣いがいっぱい詰まっている。
毎日の通勤は中央線、きっとそんなあなたに役立つ連載だ。
国分寺駅
地場野菜「こくベジ」づくしのカレーで国分寺愛に浸る
東京都内でありながら、野菜づくりが盛んな多摩エリア。なかでも国分寺市は江戸時代中期の新田開発をきっかけとして、300年培われてきた農法を元に大切に野菜を栽培。「こくベジ」としてブランド化し、早くから地産地消に取り組んできた。市内にはこくベジを使ったメニューを提供する店も少なくない。今回訪ねる「欧風カレー工房すぷーん」は、カレーやサラダはもちろん、なんとスイーツにまでこくベジを使ったメニューがあるという。
カフェのような空間でひとりでも過ごしやすい
ここは国分寺独自のデリバリー「ぶんじDELi」やキッチンカーでの移動販売もあり、国分寺ではおなじみのカレー専門店。店頭に並んだ赤い椅子が目印だ。
日替わりカレーでこくベジを堪能
メニューを見ると野菜カレーやチーズカレー、豚トロ角煮カレーやコロッケカレーと気になるメニューが並んでいるが、こくベジを堪能したいなら「日替りカレー」がおすすめだ。
この日の日替りは「ササミカツとこくベジのカレー」1200円。スパイシーな香りのカレールーにはクリームでリーフアートが描かれていて目にも楽しい。カレールーは香味野菜とフルーツチャツネに数種類のスパイスを加え、営業時間中はずっとコトコト。じっくりと煮込むことで滋味深い味に仕上がっている。
葉物野菜が多く出回る時期には、サラダにもこくベジが登場する。この日のサラダはグリーンリーフや赤水菜など、見るからにみずみずしい地場野菜が皿からあふれんばかり。力強くしっかりした味わいだ。
食後のスイーツには国分寺産の春菊!
「こくベジの入荷内容はその時によってさまざま。ベジスイーツソムリエの資格を持つスタッフが、いろいろ工夫を重ねてレシピを考えてくれているんですよ」と教えてくれたのはオーナーの庄司裕子さん。
そしてスイーツとともにオーダーした自家製クラフトコーラは「スパイスはカレーづくりに欠かせない素材。店にたくさんあるから自家製で作ってみようと思ったんです」。なるほど! カレー店にとってスパイスの扱いは慣れたもの。シナモンが効いた自家製コーラはスパイスを知り尽くした庄司さんならではのとっておきレシピだったのだ。
国分寺愛にあふれた、こくベジづくしのカレー専門店
日替わりカレーは10食限定。ランチで売り切れてしまうことも多いが、事前に予約をしておけばディナーでの提供もOK。庄司さんをはじめとした女性スタッフたちの接客も細やかで心地が良い。店を出たら国分寺の街を散策したくなる、そんな国分寺愛に浸れるカレー専門店だ。
DATA
鉄道イベント
ワク湧く元気!こくぶんじ鉄道開業150年スペシャル
鉄道開業150年を記念して、国分寺駅周辺で様々なイベントを開催!今回ソロ飯で紹介した「欧風カレー工房 すぷーん」もキッチンカーで出店します!
★国分寺野菜”こくベジ”をつかった人気店のキッチンカーが日替わりでやってくる!★
「こくべじメニュー ぶんじキッチンカー」
【日時】
2022年6月11日(土)11:00~なくなり次第終了
カフェスロー
2022年6月12日(日)11:00~なくなり次第終了
欧風カレー工房 すぷーん
【場所】
国分寺駅南口広場
■セレオ国分寺イベント、キッチンカー情報はこちら
■「ワク湧く元気!こくぶんじ鉄道開業150年スペシャル」全体イベント情報はこちら
取材・文・撮影=篠原美帆
上記の情報は2022年5月現在のものです。
※料金・営業時間・定休(休館・休園)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、営業休止や営業時間・形態の変更、イベントの延期・中止など、掲載内容と異なる場合があります。