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プチ旅コンシェルジュへようこそ。
いつも通勤・通学など、日常の生活で利用する中央線の沿線や中央本線・青梅線。その先の沿線には、日帰りで楽しめるスポットがたくさんある。
この連載では、毎回さまざまなテーマで駅から日帰りで楽しめるおすすめコースを紹介。よく利用する駅にも、少し歩けば知らなかった魅力が見えてくる。
次の休日は中央線に乗ってプチ旅しよう!
上野原駅
上野原駅を拠点に秋山地区へ。初めての自然サウナでととのう。
自然サウナというのをご存じだろうか。森、水辺、温泉など、自然の中にテントを張って“ととのう”アウトドアサウナのことだ。自然のスケールがドでかい山梨県は“やまなし自然サウナ”と称するスポットが随所に点在する地。そこで、今回は気軽に体験できる自然サウナスポットへご案内。周辺散策と合わせて、ご堪能あれ。
この記事の目次
目的地までのアクセスと歩き方
中央線特快利用でJR中央線新宿駅から高尾駅まで約43分。高尾駅で各停に乗り換えて約16分でJR中央本線上野原駅着。秋山地区へは路線バスがないため、秋山温泉の無料送迎バスかタクシー約15分の利用を。また、秋山温泉で予約制の自然サウナを利用する場合は、電話予約が便利。アウフグースは来館後の予約制。水着を持参(レンタルあり)して出かけよう。
一福食堂 [上野原駅/食堂]
駅前食堂でハイカラ料理を楽しむ
DATA
新湯治場 秋山温泉[上野原駅/立ち寄り湯]
森の中の温泉は、熱波にも心躍るサウナの聖地
平成8年(1996)に開湯した温泉は、pH値が約10となめらかなアルカリ性単純泉だ。内湯でなら源泉かけ流しで味わえ、ゆったり手足を伸ばせる。
しかし、魅力は温泉だけにとどまらない。
「この源泉プール、夏は27〜33℃、真冬は10℃ぐらいになります」と、支配人の渡辺純一さん。夏のプールは冷たすぎず、サウナ後の水風呂に苦手意識を持っている人も、体がびっくりすることなく、ゆるやかにクールダウンできる。
アウフグースとはドイツ発祥のサウナ方式。サウナストーンにアロマ水をかけるフィンランド発祥のロウリュをした後に、熱波師(ねっぱし)がタオルで蒸気を攪拌し、熱風を送るというものだ。
「熱すぎて途中退出する人がいたり、熱風のお代わりをされるようでは、熱波師の腕としてはまだまだ。3セットを終えた時に、気持ちよさに心から満足できる。それが目標です」と渡辺さん。
秋山温泉の熱波師は、大会入賞者やチャンピオンが名を連ね、渡辺さん自身も日本サウナ熱波アウフグース協会の技術部長。ここは、“サウナー”に知られたサウナの聖地なのだ。アウフグースは常連客も多く、世間話しながらののどかな空気感も楽しみ。樹木に包まれた露天風呂に入ったり、休憩を挟んだりしながら、のんびり体をととのえよう。
DATA
富岡の棚田[上野原駅]
サウナの後は、山間に広がる夕涼みスポットへ
ふらっと上野原(Wine Wall Uenohara)[上野原駅/観光案内所+売店]
山梨の東の玄関口で出合うワインの森
釜炒りの麦茶、上野原名物の酒まんじゅうやあんドーナツなど、地元自慢が勢ぞろい。
「作り手によっても、ブドウの品種によっても、味わいが異なるのがワイン。好みの味を見つけてください」。
五感で楽しむ自然の息吹
自然サウナを気軽に体験できる秋山温泉では、テントが常設され、アロマ水や薪の扱い方なども含め、サウナの楽しみ方を丁寧に教えてくれる。初心者には心強いことこの上なしの場所だ。山里の風情、山梨自慢の味覚とともに、身も心もじっくりととのえたい。
もっと自然サウナを楽しみたい方は、やまなし自然サウナサイトも要チェック!
取材・文=佐藤さゆり 撮影=加藤熊三
上記の情報は2022年6月現在のものです。
※料金・営業時間・定休(休館・休園)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、営業休止や営業時間・形態の変更、イベントの延期・中止など、掲載内容と異なる場合があります。
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