友人や家族など大切な方と会うときは、中央線沿線ならではの手みやげを持っていこう。
地元の素材を取り入れていたり、その土地の個性が表れていたりと、中央線の手みやげには地域の話題がたくさん詰まっている。そんな一品を持参すれば、あなたが暮らす街の話題で盛り上がるかも。
中央線沿線にお住まいの方、中央線をよく利用される方必見の連載。
阿佐ケ谷駅三鷹駅
パケ買い必至! 阿佐ケ谷・三鷹のデザインもすてきな手みやげ
いよいよ師走に突入。何かと人に会う機会が多いこの季節、普段はなかなか伝えられない「ありがとう」の言葉とともに、そっと手みやげを渡したい。デザインからして贈る相手の笑顔を誘う2アイテムをご紹介。嬉しく楽しい時間を共有しよう。
この記事の目次
心和む味とデザイン。キュートなこけしに首ったけ
『鉢の木 阿佐ヶ谷本店』のこけしみるく
阿佐ケ谷駅前の商店街『阿佐谷パールセンター』の入り口に、1952年(昭和27)から構える和菓子店がある。創業以来、人気を誇るのは最中だが、2019年12月の発売よりファンを増やし続けているのが、こけしみるくだ。口にすれば粒塩入りミルク餡が甘じょっぱく、刻みクルミが香ばしい、ほっこり和む懐かしい味わいだ。
発案は、文房具ブランド「水縞(みずしま)」。3代目店主がロゴやパッケージを依頼すると、「こけしのお菓子を作ってくれませんか」と提案されたという。最初はロゴ柄バンダナ包みのみだったが、常連さんからの「こけし柄もあったらいいな」という声に応え、キュートなこけし尽くしも完成。皆の頬を緩ませる、気張らない手みやげとして喜ばれている。
DATA
クールな街ビールで中央線愛を叫ぶ
『OGA BREWING CAFE』の中央線GO WEST
独学で醸造を覚えた店主の小笠原恵助さんが、2018年に開店。小麦、大麦、ホップなど、自家栽培した原料も用い、8機を駆使してタンク替わりで醸造する。街のイメージで作る、街ビールの定番は2種。三鷹は落ち着きのある風情を、ペールエールのほろ苦さとコク、すっきりクリアな後味で表現。また吉祥寺はIPAで、フルーティーな香りとビターを効かせ、華やかな佇まいを表す。シンプルに街の名前を際立たせたデザインもクールだ。
さらには、西荻窪から高尾までを「中央線GO WEST」と題し、中央線各駅の街ビールも折々に登場。ポップなデザインで限定醸造をアピールしている。
定番2種に、限定醸造1種の3種セットを飲み比べれば、街の個性が目に浮かぶようだ。
取材・文=佐藤さゆり(teamまめ) 撮影=オカダタカオ
上記の情報は2021年11月現在のものです。
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