駅近のお店もいいけれど、駅から自転車に乗って少し足を延ばせば、すてきなグルメがさらに見つかる。そんな中央線沿線の街のグルメを、中央線で働くいわば中央線の「達人」である、駅社員や地域で働く人々がご紹介。
駅からのおでかけには、駅近の駐輪ポートから気軽に利用できるシェアサイクル「HELLO CYCLING」がおすすめ。
さあ、自転車に乗って中央線のグルメ道を究めに行こう!
国立駅
『クナーファ屋』中東で愛されるやみつきスイーツ!国立のクナーファ専門店|by HELLO CYCLING
今回の目的地は、国立駅から自転車で約7分、国立市の国立富士見台団地の商店街にあるシェア型の商店『富士見台トンネル』で、毎週水曜に営業する『クナーファ屋』。中東で愛される国民的スイーツ「クナーファ」の専門店で、不思議なやみつきスイーツとの出合いを楽しめる。
今回の中央線の達人は?
お店までのアクセスにはシェアサイクルが便利!
駅最寄りの『HELLO CYCLING』の大型ステーション(駐輪ポート)「JR国立駅高架下」で自転車を利用開始。さっそくお店に行ってみよう!
個性豊かな店が日替わりで登場するユニークな商店
自転車を約7分走らせると、国立富士見台団地エリアに昔からある商店街にたどり着く。今回の目的地『クナーファ屋』は、商店街の一角にあるシェア型の商店『富士見台トンネル』に出店している。自転車は店舗前の空いているスペースに駐輪してOK。入口をふさがないように停めよう。
『富士見台トンネル』は、飲食店を中心に個性豊かな店が日替わりで登場する新しいかたちの商店だ。商店に集まったユニークなコンセプトの店が、国立の街を盛り上げている。
飲食店を中心に、創作おはぎ、バー、クッキー教室など、出店業態も様々。
出店店舗の情報や出店日は『富士見台トンネル』の公式ホームページからチェックしよう。
https://fujimidaitunnel.com
おいしいクナーファ作りで中東に関わり続けたい
『クナーファ屋』を営むのは国立にキャンパスがある一橋大学出身の山田柊さん。学生時代から国際協力や中東問題に関心があり、中東との関わり方を模索していたときにクナーファと出合った。
「2019年の冬に訪れたヨルダンで、初めてクナーファを食べました。甘さがガツンときて破壊力があり、とてもおいしかったんです。クナーファという名前もかわいいし、地元の人や旅好きな人の間で愛されていたスイーツだったので、これを日本で作ってみたら面白いかも、と思いました」
その後、在学中からクナーファ作りを始め、2020年11月から『富士見台トンネル』での営業をスタートした。
「今までは自分の中での思いがあり、中東の問題については語ることなく、お客様においしいクナーファを食べてもらうことを大事にしてきました。でも今まさに凄まじい速度でパレスチナの生活や文化が壊されていくのを見ていく中で、クナーファを切り取りすぎるのもまた自然じゃないなと感じていて。これからは少しずつ、クナーファだけではなくその周囲にあるパレスチナの文化なども、自然にお客様に感じとってもらえるようなお店を作っていきたいと思っています」
今後は店にパレスチナでの記録をまとめたZINE(個人雑誌)を置くことも考えているそう。おいしいクナーファを食べながら、ひととき中東に想いを馳せてみるのもいいかもしれない。
甘い生地から伸びるチーズ!魅惑のやみつきスイーツ
『クナーファ屋』の定番クナーファは、2種類の生地から選ぶことができる。一つは柔らかくてなめらかな生地のナーイメ700円(写真右)、もう一つはサクサクとした糸状の生地のキシュナ600円(写真左)。どちらも原料は小麦粉だが、同じスイーツには見えない。山田さんいわく、日本の「つぶあん」と「こしあん」のような感覚なのだとか。このほかに、季節のフルーツや多彩な素材を組み合わせてアレンジした創作クナーファが期間限定で登場する。また、全てのクナーファにプラス150円でバニラアイスのトッピングも可能だ。
より現地の雰囲気を味わいたいなら、パレスチナで愛されるカルダモンコーヒー550円(写真奥)を一緒にオーダーしよう。
一度食べたらやみつきになってしまう魅惑のスイーツを、国立で味わってみよう。
HELLO CYCLING
シェアサイクルサービス:HELLO CYCLINGは30分130円から利用可能。
HELLO CYCLINGステーション(駐輪ポート)であれば貸し出し・返却もでき、気軽にサイクリングが楽しめます!
HELLO CYCLINGアプリダウンロードはこちら
※自転車の在庫状況などステーションの最新状況はHELLO CYCLINGアプリからご確認ください
DATA
JR中央線国立駅から約1.7km、自転車で約7分。
14時~19時、月・火・木・金・土・日休。
国立市富士見台1-7-1-117 富士見台トンネル内
https://www.instagram.com/shuknafeh
写真・文=稲垣恵美
※上記の情報は2024年2月現在のものです。
※料金・営業時間・定休(休館・休園)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。