友人や家族など大切な方と会うときは、中央線沿線ならではの手みやげを持っていこう。
地元の素材を取り入れていたり、その土地の個性が表れていたりと、中央線の手みやげには地域の話題がたくさん詰まっている。そんな一品を持参すれば、あなたが暮らす街の話題で盛り上がるかも。
中央線沿線にお住まいの方、中央線をよく利用される方必見の連載。
阿佐ケ谷駅東小金井駅
チョコレートと合わせて贈りたい! 東小金井・阿佐ケ谷の自家焙煎コーヒー豆
丁寧に生豆を選り分け、豆の特徴を引き出すように焙煎。抽出すると、豊かに立ち上る香りが口中に広がっていく。中央線沿線には自家焙煎コーヒー店が林立。そのなかから、味はもちろん、パッケージも素敵なコーヒー豆をセレクト。甘みが恋しくなる季節、チョコレートと一緒に楽しめるコーヒーを手渡したい。
この記事の目次
約200種も用意! チョコと合わせたくなる、華やぐ香りのコーヒー
『珈琲や 東小金井工房』のコーヒー豆
店奥の棚に生豆のボトルがずらりと並び圧巻。「ここ2年で約200種に増えました」とは、代表焙煎士の永井ちとせさん。酸味を持つライト系に、ほどよい酸味のセミライト系、マイルド系、コクのあるボティー系、深煎りのビター系と、5系統に分類され、選びやすいものの幅広し。迷っていると「甘いものは、酸味のあるコーヒーとも相性がいいんですよ」。なかでも、水、電気、燃料を使わず、自転車で脱穀をしているグアテマラ産のチョロは「チェリーのような果実味でオススメです」。
注文は200gから。サービスのドリップコーヒー1杯をいただく15〜20分の間に、直火式焙煎機で浅煎り開始。「焼き立ては香ばしく、2〜3日経つと果実感が立ってきます。味わいの変化もお楽しみください」。
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甘くビターなコーヒーとともにとろける時間を
『Bnei Coffee(ブネイコーヒー)』のコーヒー豆
飲み屋街スターロードの最西に構える小さな喫茶店に入ると、自家焙煎コーヒーの芳香に包まれる。カウンター前には富士珈機製の焙煎機。店主の渡邊絵美子さんは、常時15種類ほどをこまめに焙煎しては、ザルでチャフ(焼けた薄皮)を振るい落とす。
浅煎り、中煎り、中深煎りとあるなか、「ブラジルへ移住した日本出身のヨシマツさんが栽培したチョコレートのような甘い香りのコーヒーもあるんですよ」。中深煎りの豆をネルドリップで淹れてもらうと、甘い香りの奥からほろ苦さが顔を出し、深い余韻を呼ぶ。チョコとともに味わえば、甘くとろける香りが鼻腔に広がっていくよう。「自宅で1〜2週間寝かせると、香りが増しますよ」。
パッケージに描かれているのは、渡邊さんがネルドリップする手元。気張らない優しさが伝わるようだ。
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取材・文=佐藤さゆり(teamまめ) 撮影=オカダタカオ
第6回中央線コーヒーフェスティバル
※まん延防止重点措置が延長されたことを受け4月中旬に延期予定。
JR中央線沿線のお店を中心に、こだわりのコーヒー店が集結!今回手みやげノートで紹介した「珈琲や 東小金井工房」も参加します!
詳細情報は、順次公開していきます。
【日時】2022年3月5・6日/各日11時~17時
【場所】
JR中央線 東小金井高架下
コミュニティステーション東小金井広場ほか
※「中央線コーヒーフェスティバル」のみ、東京都のまん延防止重点措置が延長されたことを受け4月中旬に延期予定。詳細決定次第、HP等にてお知らせいたします。なお、同じ日に予定していたコーヒー関連イベント「ものづくりのわ~コーヒー編~」、「コウカシタびらき」は開催いたします。詳しくはこちら。
上記の情報は2022年1月現在のものです。
※料金・営業時間・定休(休館・休園)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、営業休止や営業時間・形態の変更、イベントの延期・中止など、掲載内容と異なる場合があります。